2008.02.19

恵比寿「俺のハンバーグ山本」の俺のハンバーグ 8.5点

先日、恵比寿をふらふらと歩いていたら偶然見つけた話題の「俺のハンバーグ山本」。食べようと思ったら一時間以上待つというので断念。悔しかったのでその週の週末に早速行ってみました。場所は、ZESTを超えて、ガーデンプレイスの方に坂を上がった左手、ガーデンプレイスから行った方が近いかもしれないな。

コレ目当てで出かけたんじゃなくて、バレンタインデーを前に私の大好きな白金の「エリカ」のチョコを買いに行こうと、自転車で出かけたのがはじまり。白金って遠いかなぁと思ったけれど、高輪から白金に抜けるアップダウンがちょっときつかった程度でしたよ。その「エリカ」がこれ。あのミントとレーズン、マ・ボンヌのを誰かにあげたい気持ちはみんな一緒なんだね・・・うんうん、と思ったら隣の席の男の子が手作りチョコをもらっていて、「はっ!手作りという発想があった」と自分が恥ずかしくなってしまいました。私だって高校生の時は手作りしていたのに~。純粋な気持ちを忘れちゃいけないよね。

P1070621

「エリカ」を後にして、開店20分前の「俺のハンバーグ山本」へ。すでに一組の待ちあり。開店5分前になると40人ほどの長蛇の列。私ったらちょうど良いときに来た!グラスビール300円で喉を潤し、おすすめの「俺のハンバーグ」1500円を注文。店名にインパクトあるよね、「俺様のハンバーグを食べやがれ!」って感じなのかな。そのハンバーグがコレ。和牛使用のふわふわ肉汁たっぷりハンバーグの中に、生ハムで包まれたコーンクリームがとろり。「俺様の好きなん肉汁たっぷりのハンバーグに好きなものを詰め込んじゃったぜ!」by山本って感じ。なるほどね、こういう子供が大好きなものを詰め込んじゃったのね。うまいじゃん!ごはんもぺろりとたいらげちゃいましたが、残念ながらこのくらいのうまさのハンバーグならたくさんあると思うな。カレーとクリームコロッケとグラタンとハンバーグが大好きな大人が、好きなものをいっぺんに食べれる喜びを味わったってところ?ハンバーググラタンもメニューにあるし・・・。

P1070626

こっちは断面図。そもそもハンバーグもカレーもジャンクな味なんだけれど、このハンバーグは意外や意外、よく考えられた体に優しいジャンクと言ったところ。というのも、付け合わせの野菜がかなり充実しているです。明太子がのったじゃがいも、青梗菜、きくらげ、ごぼう、それにきのこ数種のバターソテー。

P1070628

こちらは意味不明の「白菜のステーキ」。ホント意味不明。おなかが空いていたから平らげてしまったが、半生の白菜です。白菜ソノモノのおいしさを味わってほしいみたいな行間が見え隠れするけれど、白菜のうまさをだし切れていないな。個人的には妹尾河童さんの本で知ったピェンローが一番。

P1070624

これは食後の、にんじん・赤ピーマン、ミカンのジュース。ほんの一口だけれど、おいしいよ。

P1070632

辛口になってしまいましたが、また食べに行こうと思っています。すぐに入れればだけれど・・・。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

俺のハンバーグ山本
03-5475-5701
渋谷区恵比寿4-23-12 茗荷原ビル 1F
11:00~15:00 17:00~23:00
日曜定休

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.11.11

外苑「ル・ゴロワ」のディナー 10点

背筋をピンとしないといけないようなフレンチはどーも苦手なのですが、かといって狭いテーブルに押し込められるビストロって雰囲気じゃない時に最適な店!雰囲気も味もマダムのもてなしもすばらしい店です。料理はアラカルトでももちろん頼めますが、プリフィクスが6400円とリーズナブル。ワイン飲んで、だいたいひとり1万円ってところでしょうか。

P1060812

前菜は、定番と言われている「ル・ゴロワ風サラダ」。見た目はサラダですが、前菜の盛り合わせと言ったところ。野菜の種類はもちろん、隠れている素材の種類はかなり豊富。何品目使っているか数えたら、もしかしたら20品目行くかもしれないな。葉ものの野菜だけでも5種類以上、それににんじん、しいたけ、パプリカ、エリンギ、プチトマト、ナス、カブ、など。それに赤海老にあわび、あわびの肝、生ハム、サザエ・・・もう覚えていないや。ひとつひとつはグリルだったり、フリットだったり別々に味付けされているんだけれど、この皿にまるでサラダのように盛りつけてある。世の中の付け合わせのサラダと同じにするなかれ。

P1060817

こちらは本日の前菜である、大黒さんまと焼きナスのテリーヌ。大黒さんまとは、北海道の厚岸おきにある大黒島付近で獲れる大きいさんまのこと。縦に持つと曲がらずにピンと経つほど身がしっかりしていることで有名。さんまの焼き目が美しい~。

P1060819

スープは、富良野天心農場の人参のムースとトマトのクーリー(冷製)。下の層は甘みのある人参のムース、上の層はトマトそのままの味のクーリー。それにコンソメのジュレ。野菜そのものの味をうまく引き出していてすばらしい。ここの野菜は北海道から取り寄せていることでも有名なんですよ。

P1060821

こちらは、北海道標津産クレソンのポタージュ(冷製)。これも食べていないからわからないけれど、クレソンをポタージュってすごく魅力的。きれいなグリーン。

P1060828

メインは、北海道襟裳短角和牛のシャリアピンステーキ。シャリアピンステーキとは、薄くのばした牛肉をすり下ろしたタマネギに漬け込み柔らかくしてから肉を焼く手法。短角牛は肉の味がしっかりとし、赤身のうまさが際立つ。上に乗せられたたまねぎが甘くて、この店の野菜のおいしさを実感。ココットに入っているのは、なんと百合根のグラタン。ジャガイモより甘くてねっとりとしていて、たくさん食べるのには向かないけれど、こうやってステーキに添えるなんてセンス抜群。

P1060830

こちらは、岩手産鴨肉のコンフィ季節の野菜添え。

P1060832

こちらは、襟裳短角和牛テールの赤ワインマディラ酒煮込み。どれもすごくおいしそう。

P1060838

デザートは、グレープフルーツのプリン。プリンに柑橘系なんて合うんだな。コーヒーや紅茶だけでなく、北海道のだったんそば茶や加賀のほうじ茶が飲み物にあるのがびっくり。

P1060836

本日は、最初に勤めた会社の先輩と後輩の誕生日と言うことで、しーちゃんにお花を作っていただきました!箱を開けたときのサプライズと、いつまでもしーちゃんのお花を飾ってほしかったのでプリザーブドフラワーで。大事にしてもらえそうでよかったよ、しーちゃんありがとう。

この店「ル・ゴロワ」、やっぱり人気があるだけあります。閉店時間がもっと遅ければいろいろと使えるんだけれどな。11時には追い出されちゃいます(十分遅いか!)。食べたいメニューも、一緒に食べに行きたい人も頭に浮かぶ店です。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

ル・ゴロワ
渋谷区神宮前2-3-18
12:00~14:30 18:00~21:00
03-3404-0820
月曜定休

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007.10.20

中目黒「小野田商店」のホルモン焼き 9点

ホルモンっていい響きですよね~。学生の頃、地元・厚木のラオックスの裏の酔笑苑と言うホルモン焼きやででビールとキャベツとシロでひたすら飲んだっけ。この「小野田商店」は、ホルモン好きにはたまらなく、さらに大好きな中目黒にあるからリピートしちゃいそうです。

場所は中目黒を降りて左手の飲屋街すぐ。間口は狭いのに、鰻の寝床みたいに長いカウンター。まずはビール、それに大好きなレバ刺し!レバーはかなり薄めに切ってあり、定番のごま油と塩・胡椒、それに長ネギのみじん切り。レバーは新鮮、刻んだネギを巻いて食べるとうまい。アサツキじゃなくてみずみずしい長ネギってところがいい。もうちょっと厚めに切ってくれると良いんだけれどなぁ。

P1060664

ゆで舌。軟らかく煮たざく切りの舌。ビールによく合う。これ、絶対次も頼む。

P1060668

待ってました、ホルモン。
まずこの店の名物、ハツ(奥)。それになかなか店にも並ばないオッパイ。ハツは2センチ四方ほどの巨大な角切り。ファミレスのサイコロステーキみたい(笑)。こんな火が中まで通らないかもしれないような大きさで出すのは、生で食べたってダイジョウブって意味なんでしょうね。噛むとまったく硬い感じはなく、サクッと切れる。柔らかすぎないこの食感がいい。噛む毎に肉汁がジュワッと出てきて、ハツ独特の血のうまみがする。オッパイは、オッパイぽい食感って言うのかなぁ。さわるとぷるんとやわらかいんだけど、噛むとやさしい油がにじみ出て、コリコリとしている。

P1060672_2

右はスモーク豚バラ。厚切りのスモークがより効いたベーコンってところ。ビールにはあうね。野菜も充実。今年ベランダ栽培に失敗したズッキーニ。さっと火を通してふにゃふにゃにさせないくらいがいい。

P1060671

私の好きなヤングコーン!みんなヤングコーンのうまさを知らないでしょう?八百屋で買ってくる生のヤングコーンはおいしいのよ~。特にナムルのような味付けが美味しいです。そして長いも。焼くとサクッとした食感が美味しいよね。

P1060670

なんと、飲み物も含め全品500円均一。焼酎も100種類以上あって、なみなみついでくれるので一発で酔っぱらえます。ちょっと魅力的じゃない?>きゃみ

あーハラミ食べておけば良かった~。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

小野田商店
目黒区上目黒3-7-3
18:00~1:30(L.O.)
金曜は~2:30(L.O.)
水曜定休

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007.08.03

代々木公園「ハシヤ」のスパゲティ 9点

何度も紹介し、定期的に食べている八丁堀の「マイヨール」は、実はこの店ののれん分けなんです。イタリアンでも、パスタ屋でもなく、ここはスパゲティ屋。イタリアンではないからと言って和風というわけでもないんです。

これは、「ハマグリとキノコのしょうゆスパゲティ」。似たようなメニューはある物の、ハマグリを使ったメニューは「マイヨール」にないのでさっそく注文。うん、うん、この味まさに「マイヨール」。バターがたっぷり、味が濃く、ちょっと麻薬的な味。具も惜しみなくたっぷり。ハマグリも大きくて食べ応え満点。最初の一口、「うまい!」って思うんだけれど、箸が進むに連れてしつこさにちょっとやられてくる。ちょっとジャンキーな味がすきっぱらには最高。

P1050638

こちらは「マイヨール」でも定番メニューである、「アサリとイカのジンジャーソース」。これが元祖なのか。

P1050637

この店を教えてくれた、美容院のお兄さんおすすめのサラダ。このマスタードのドレッシングをかけたら野菜をいくらでも食べられそう。全般的にカロリー高めなものの、「くったぜー」と言う気持ちにはさせてくれるし、おそらく働き盛りの若者からおじさんまで、ランチにこのスパゲティがイヤだって言う人はダイエット中の人くらいでしょう。私は自称、ダイエット中ですけれど・・・。

P1050636

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

ハシヤ スパゲティ 代々木八幡本店  
渋谷区富ケ谷1-3-10
03-3466-1576 
定休日 木曜日 
10:00~22:00


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.04.15

恵比寿「ダルマット恵比寿」 9.5点

西麻布のダルマットの2号店、ダルマット恵比寿に行って来ました。西麻布と同じく、メニューはおまかせコースのみ4500円。それにワインが白赤飲み放題で1500円!西麻布より500円コースの値段は高いですが、この料理と値段に文句を言う人はいないと思います。店はとにかくわかりにくい恵比寿の住宅街の中。1階は照明を落としたラウンジで、地下は明るいレストランとちょっと変わった作りです。この店がなぜこんなに安く提供できるかは、西麻布店と恵比寿店でいっしょに食材を仕入れ、さらにお任せコースのみにすることで食材を絞ることができるからなんです。

3c6c

この店に行ってからもう1ヵ月くらい実は立つのですが、なんだか話が弾んでどんな食材だったのか覚えていないんだよね。なので説明はかなりいい加減です。前菜は、千葉の野菜を素揚げにしたものと、ホタルイカの入ったトマトサラダ。人参がすごく甘くておいしかったです。続いて写真はうまく撮れていなかったので割愛するのですが、鯛のカルパッチョに、リゾット。鯛のカルパッチョには小指の先っぽくらいの酸っぱいトマトがのせられていました。この店、めずらしい野菜がたくさん出てくるんですよ。

E9d7

豚肉のパテ。結構脂っぽいパテなんだけれど、青いイチゴやほおずきのようなトマトといった酸っぱい野菜と合うんですよね。

101a

私は野菜のゼリー寄せ。アスパラや山芋などいろんな野菜をキャベツでくるんでゼリー寄せにしてあるんです。こっちはパテに比べるとさっぱり。野菜のゆで加減がちょうど良く野菜の甘みを堪能できる一品でした。

6328

メインはステーキ。牛肉なのですが、どこの部位かさっぱり忘れました。これで3人前です。西麻布のダルマットの時は、このメインの時点であまりにもお腹一杯で肉が苦痛で苦痛でしょうがなかった。。。恵比寿は西麻布より適量と聞いていましたが、うんうん、肉を食べる余裕は十分あって、柔らかくてジューシーな肉をぺろりと平らげました。添えられている蕪やモロッコインゲンなどもすごくおいしかった。この店は野菜がおいしい。

4805

最近はやりの締めのパスタ。つぶ貝が入っていましたよ。食事が終わると1階のラウンジでデザートとコーヒー。地下とはうってかわって低いテーブルにソファ、ぐっと落とされた照明とオトナの空間。深夜まで営業しているイタリアンって最近増えてきましたけれど、夜の10時に行って、遅くまで楽しめるっていいですよね~。

この店は看板メニューがあるわけではないんだけれど、その季節毎においしい物を手ごろな価格で楽しめる使える店です。ちょっと友達と集まっておいしいものを食べるのにもいいし、食通の友達を連れて行くのにもいい。予約がもっと取りやすければなおいいんですけれどねー。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

ダルマット 恵比寿店 (DAL-MATTO) 
渋谷区恵比寿西2-7-8 Sリトリート 1F・B1F
03-3780-9955 
17:30~翌1:00

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006.12.14

高田馬場「ラミティエ」のプリフィクスメニュー 9点

1994年、ホイチョイプロダクションが出した「東京いい店やれる店」という本を知っていますか?
当時の男性のバイブル的デート本で、レストランでどんな風に注文して食事をしどんな風に振る舞えばデートが成功するかを、実際の店舗を例に書かれている皮肉本。その巻頭を飾った三つ股の店が護国寺の「パマルレストラン」でした。当時珍しかった前菜と主菜から一品ずつ選ぶプリフィクス(prix fixe)と呼ばれる注文スタイルの店で、どの店も概ね食べ物だけで3000円以下。安くて気軽に入れるビストロとして、私みたいな小娘でもフランス料理を食べることができたんです。

P1030317

その「プリフィクス」の店に久しぶりに行って来ました。場所は高田馬場から徒歩5分ほど。店を一歩出れば高田馬場の安い居酒屋ばかりなのに、この店だけフランス。赤い壁と白いレースのカーテン、黒板になんだか期待がふくらんじゃいます。

P1030320

この店の魅力は、ただでさえ手頃なお値段で食事ができる「プリフィクス」の店なのに、ここの「プリフィクス」はなんと2100円!ワインを数杯飲んで、デザートにコーヒーを飲んでも5000円ってところなんです。これがメニュー。メニューによってはプラスでいくらか取られるものもありますが、その値段を加味してもとにかく安い。でもただ安いだけではなかったんです。

P1030331

こちらは「田舎風お肉のパテ」。この角度からじゃわかりにくいのですが、このパテ、厚さ3センチはあります。それにこーーんもりのリーフサラダ。リーフの種類も5種類以上と豊富。パテは「田舎風」というだけあって繊細な作りではないものの、なぜか懐かしく感じられる味。ビストロの王道のど真ん中を行く素朴だけれど、ちゃんと主張しているまた食べたい味です。

P1030327

こちらは「フォアグラのプリン」(+420円)。その名の通り見た目はプリンそのまんま。でも味は濃厚でふわふわのフォアグラのムース。一度にこんなにたくさんのフォアグラが食べられるなんて幸せすぎる~。バターをそのまま食べているくらいの濃厚さなので、添えられたパンに付けて食べてもまだ食べきれないくらいの量。大勢でこの店に来たら、誰か一人がコレを注文してみんなで食べたいくらい。

P1030339

メインは「ホロホロ鳥のフリカッセ シェリービネガー風味」(+315円)。ホロホロ鳥という名前はホロホロ崩れるからじゃないと思うけれど、肉がホロホロと骨から崩れ歯ごたえがありながらも柔らかくておいしい。ソースはかなり濃く、野菜の量はハンパじゃない。種類も多く、ブロッコリー、芽キャベツ、人参、ニンニク、エリンギ、ポテト、タマネギなどなど・・・。

P1030334

こちらは「仔牛のブランケット(クリーム煮)ロックフォールチーズ風味・バターライス添え」。お腹がだいぶふくれてきて、お互いに交換し合う余裕もなかった・・・。そんな中となりのカップルの外人男性が、信じられない量のポテトの上に載せられた、これまた信じられない量のステーキをばくばくと口に運んでいた。この店の提供するボリュームも異常だが、これを軽く平らげるこのおっさんもすごい。

このあと、ラ・フランスのタルトにコーヒーをいただき、はち切れそうな胃を落ち着かせた。
どうしてこの店はたったこれだけの金額で、これだけおいしい料理と量を提供できるのだろう。ワインだって500円足らずで結構おいしいのが飲めたのも印象深い。ここ数年、「プリフィクス」の店から足が遠のいていたけれど、もう一度東京の店を巡ってみようかな。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

ラミティエ
新宿区高田馬場2-9-12芝原ビル1F
03-5272-5010
月曜・第2火曜休

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2006.12.08

恵比寿「AFURI」のつけ麺甘露仕立て 9.5点

私の通った小・中・高校すべての校歌には必ず「あふりね」という言葉が入っている。この「あふりね」とは「阿夫利の嶺」のことで、さらに「阿夫利」とは丹沢の「大山」のことを指す。この写真は私の実家から見える「大山」(真ん中奥)。厚木方面から見るともっと形がきれいで東京からでも天気が良ければとってもよく見える。このあたりに住んでいる者にとって「大山」はいつもそこにある景色の一部で、遠足や写生大会と「大山」にまつわる行事が多く親しみのある山なんです。昔は「大山」にある「阿夫利神社」は雨乞い神社で有名で、富士山まで行けない江戸の人が大山詣でを楽しんだらしく、江戸からつながる大山詣での道が今のルート246(大山街道)なんです。

Dscf0046

そんな私にとって身近な名前の「阿夫利」という名前のラーメン屋に行ってきました。あの「天空落とし」で有名な大和の「中村屋」、そして厚木の「ZUND-BAR(ズンドバー)」と兄弟店らしく、なるほど「阿夫利」という名前は私の実家の方の人なのねと納得しました。さらに大山の水を使っているらしい。前置きが長かったですね。店の外観はとてもラーメン屋には見えない作りで、おしゃれなバーみたい。ま、私はどっちでもいいんですけれど。

P1030254

前の日遅くまで飲んだので、昼はジャンキーなものが食べたくて飲んだ友達とまっすぐここへ。私は「つけ麺甘露仕立て」700円を注文。かなり太めの平打ち麺の上に、分厚い炙りチャーシュー、メンマ、水菜、煮卵、それにカリカリのガーリックチップに刻み海苔。タレはかなり甘くて濃くて深い。このうま味はかなり複雑で、動物系の味の力のある味わいと、魚系のまろやかさ。かなり濃いのでもしや化学調味料では・・・と思いきや、まったくそういうものは使っていないらしい。ホントだったらすごい。その濃厚なタレをたっぷりつけてすすると、うま~い。こういう濃い味付けのものが食べたかったんだよね。たまにカリカリとするガーリックチップもほどよいし、炙りチャーシューも秀逸。身がほろほろと崩れ、やわらかい。なんで私は大盛りにしなかったんだ!と一口目から後悔しました。

P1030250


こちらが「つけ麺(辛み仕立て)」。麺自体にからい粉末がまぶされている上に、タレも辛い。でもやみつきになる辛さ。
そして最後はスープ割りで、タレも完食。すべてきれいに食べました。あー足りない。次回は「柚子塩ラーメン」の大盛りを食べてやる~。

このラーメン屋の記事をWeb上で調べていたら、こんなにおいしいのに辛口評も多いんですよね。日本人ってホントラーメンにはうるさいですよね~。「すごいまずかった」なんて書いている人もいて「ホントかよ」って思ってしまうくらい。だからこれだけ日本にはラーメン屋が多いのかな。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

AFURI
東京都渋谷区恵比寿1-1-7
03-5795-0750
11:00~翌4:00 ←夜遅いのも便利!

| | コメント (15) | トラックバック (0)

2006.11.16

麻布十番「七尾」のコース 9.5点

笑顔がとてもステキなオーナー兼シェフの七尾かつ子さんの日本料理店。温かみのある料理と七尾さんのおもてなしがホーントにステキな店。もうこういう店だ~い好き。96年5月には「料理の鉄人」にも出演している名店なんだけれど、ここまで至るには七尾さんの並々ならぬ努力が合ったはず。でもそんなことはみじんも感じさせないんです。料理はおまかせコース7000円のみで、軽くお酒を飲んで1人1万円っていうところ。

1品目は、アンキモ豆腐に、生姜、とんぶり、百合根、きゅうり、それに出汁のきいた餡がかかっているもの。アンキモ豆腐が濃厚で、さらに生姜のよくきいた餡によく合うんです。とんぶりのプチプチとした食感、百合根のホクホク、きゅうりのシャキシャキ。口の中でいろんな食感が楽しめます。

P1020866

2品目手前は、舞茸のフライと銀杏の素揚げ。3品目奥は、ボイルしたしめじと生の柿、そこにお豆腐のソースがかかっているもの。舞茸のフライを口に運んでサクッと割ると、ほわ~んといい香りが立ち上って秋がいっぱい。アツアツがたまらないです。そしてこれまた旬の銀杏。秋に食べる銀杏は緑色で味も全然違うんですよね。

P1020869

4品目は、ヒラメのお刺身に山芋の千切り、菊のおひたしを挟んだもの。ヒラメ自体もとてもおいしいけれど、山芋や菊を挟むとヒラメの味を殺さずにさらにおいしくなるから不思議。

P1020872

5品目は、蓮根の飯蒸し。ご飯には小さく刻んだ京人参。「飯蒸し」と言われて感じがパッと浮かばなく、七尾さんにきいたらすぐにおしえてくれました。器もステキ。

P1020874

6品目は、えび芋のお椀。えび芋とは京野菜のひとつで、海老のような縞模様をしているからそう呼ばれているらしいんです。まわりのつぶつぶは芥子の実。割るとねっとりとしたえび芋が生姜のきいたスープによく合うんです。具にはカニ身も入りとっても豪華。

P1020879

7品目は水菜とえのきのサラダ。ドレッシングは適度な濃さなので、スープのように飲めてしまう。上にかかっているのは玄米。8品目の春菊のグラタンの写真を撮り忘れましたが、春菊の強烈なにおいが食欲を増進。春菊をグラタンにするっていう発想がおみごと。

P1020881


9品目の締めは和牛のステーキ。これで2人分。じゅーじゅー、くつくつとたまらない音とたまらない香り。音は動画でどうぞ。

「料理の鉄人」に出演したときは、「究極の家庭料理」なんて言われていたみたいだけれどとんでもない。何も知らずに食べた人が「家庭料理」だなんて思いもしないはずです。おいしい裏付けは素材だけじゃなく、七尾さんの努力。ただの女性じゃないですよ。見習いたいくらいステキな人です。

この店に出会ったのは、この店から徒歩1分のところにある「備前」という隠れ家的バーにふらりと立ち寄ったこと。この「備前」の店主こそ、旦那様の七尾さんだったんです。「七尾」を締めて「備前」にいらっしゃった夫婦と3時まで飲んだのが始まりでした。「七尾」でお腹をいっぱいにして、「備前」で店主の七尾さんとカウンターで飲むっていうのが王道。1時をすぎればかつ子さんも一緒に楽しい会話で時間を忘れます。冬メニュー、春メニューと食べ続ければ、この店は確実に10点になるな。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

七尾
東京都港区麻布十番1-5-10 第二石原ビル1F
03-3401-7770
日曜定休

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006.11.08

半蔵門「エリオ・ロカンダ・イタリアーノ」のランチ 9点

半蔵門にあるイタリアン「エリオ・ロカンダ・イタリアーノ」へ。14:15がラストオーダーなので遅めのランチでも対応してくれる店なんです。南イタリアのちょうどブーツのつま先に当たるカラブリアという地方の家庭料理を食べさせる店でウイキョウ(フェンネル)や唐辛子を使った料理が特徴らしいです。

人通りの少ない道を行き、店名にもなっているロカンダ(重い木の扉)を開けるといきなりそこは南イタリア。窓がないのに明るい店内と陽気なイタリア人が迎えてくれます。ランチのコースは、1600円と2200円と3800円。私は前菜かパスタを選び、メインとデザートが付く2200円のビジネスランチをチョイスしました。

1品目はパスタをチョイス。その日のパスタは「モンゴウイカのショートパスタ」。肉厚で柔らかいモンゴウイカをトマトベースで味付けし、バジル、パルメザンチーズ、それにおそらくウイキョウの実がぱらぱらとかかっている。この実、フェンネルシードと呼ばれるスパイスで、甘い香りと苦みが特徴。よくピクルスに入っていたりする。時たまハーブの香りが口に広がるので、箸ならぬフォークがますます進んでしまいます。

P1020811

この日のメインは「宮崎の黒豚のロースト」。上にはアンチョビのソース、炭火で焼いたパプリカと炒めた花ブロッコリー、それにポレンタが添えてある。ポレンタとはとうもろこしの粉で作ったタルトのようなもので、甘く味付けしてお菓子にする場合もあるらしい。黒豚は冷めても脂身が上品で柔らかく、アンチョビのソースと薄切りにした生のタマネギがマッチ。ありきたりの素材でうまいこと作るなあと感心しました。

P1020816

デザートは、ティラミスとダークチェリーのタルト。甘すぎず、奇をてらっているわけでもないのに高い水準の味。マンマが作ってくれるデザートって感じかな。

P1020819


東京のイタリアンは、イタリアできっちりと修行をしてきた新進気鋭の日本人がシェフの店と、イタリア人が自分の国の美味しいものを食べさせるための店と二分にきっちり分かれている。前者は気合いたっぷりだから、こっちも食べてやるぞ!と構えでついつい足を運んでしまうけれど、後者はふら~と軽い気持ちで行って、気が付いたらすごく楽しい時間を過ごせた~となるような気軽さがある。イタリア人の気質だね。

今度は夜に行ってみようと思う。かなり気に入っちゃいました。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

エリオ・ロカンダ・イタリアーナ
東京都千代田区麹町2-5-2 半蔵門ハウス1階
03-3239-6771

| | コメント (3) | トラックバック (1)

2006.10.31

深沢「ル・パティシエ・タカギ」のメープルプリン 9.5点

ハロウィンで~す。って言っても明確にハロウィンについて知らなかったのでWikipediaで調べてみました。

ハロウィーン(Halloween)は、キリスト教の諸聖人の日(万聖節)の前晩(10月31日)に行われる伝統行事。諸聖人の日の旧称"All Hallows"のeve(前夜祭)であることから、Halloweenと呼ばれるようになった。ケルト人の収穫感謝祭がキリスト教に取り入れられたものとされている。ケルト人の1年の終りは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていた。これらから身を守る為に仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。

魔除けのためにカボチャをくりぬいてお化けカボチャにしたことから、ハロウィンと言えばカボチャらしいです。英国とアイルランドではカブを使うらしいですよ。お化けカブって興味あるなぁ。

この写真は、夢の島植物園の庭の写真。巨大カボチャの数、すごいでしょ。子供が校庭のタイヤの跳び箱みたいにひょこひょこ跳んでいるのがかわいかったです。もしこれをカボチャプリンにしたら何人前できるんだろう・・・なんて想像しちゃいました。こじつけですが、今日は愛する「プリン」をご紹介します。

P1020078

写真は今では超有名な深沢の「ル・パティシエ・タカギ」のプリン。別添えでメープルシロップが付いていて、このプリンの上にとろ~っとかけるんですよ。バニラビーンズたっぷりのプリンにスプーンを入れると、その隙間にシロップがどどどっと流れ込んで、幸せな隙間がまたできるんです。口に入れるととろとろ。でも今時のとろとろすぎるプリンより一枚うわて。とろとろの中にほどよい感触もあるんです。これまた今時のプリンにありがちな「甘さ控えめ」がこのプリンではなく、コーヒーを一緒に飲みたくなるような上質で濃い甘さ。気が付けば私の食器棚にはこのプリンが入っていた白い陶器が3つもある。この器でカボチャプリンを作ろう!

P1020093

こちらはプリンよりさらに定番の「ショートショート」と呼ばれるショートケーキ。スポンジのきめの細かさ、しっとり感、生クリームの濃厚さ加減、いちごの適度な酸味、これらがひとつになったいつ買ってもはずさないケーキです。

P1020091

「ル・パティシエ・タカギ」は、駅から遠くて不便な深沢だけじゃなく、渋谷の東急東横店ののれん街にも入っていますので手軽に買えます。初めての方はぜひこの「プリン」と「ショートショート、焼き菓子ならお店のマークにもなっている「マドレーヌ」」をどうぞ。

余談ですが、プリンにシロップが隙間に流れ込んでいくのを見て、学生時代に訪れた釧路の和商市場を思い出しました。お弁当やさんで丼ものの器に白いご飯だけ買って、市場を巡りながらイクラやウニをこれでもかというくらいにこんもりと載せるんです。それを持って駐車場で丼をかきこむと、白ご飯を箸ですくってもすくっても、イクラがその隙間を埋めて元の状態になってしまう!もう10年以上前の話なのに私の中で鮮やかに残る記憶です。今年は自家製イクラの醤油漬けにチャレンジして、再現しちゃおうかなぁ。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ


ル・パティシエ・タカギ

東京都世田谷区深沢5-5-21
03-5738-3393

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2006.10.05

渋谷「ぱっぷハウス」の焼き肉 9点

北海道テレビの人気テレビ番組「水曜どうでしょう」(「水曜ロードショー」の発音で)のイベントが渋谷パルコで開かれると言うので、兄妹三人でそろって出掛けてきました。日曜日には代々木公園まで人が並んだっていうからビビっていたんだけれど、比較的運良く午後3時には見終わる事が出来ました〜。もう満足、満足。ちょっと興味がある暇な人は、impress TVで無料動画が7話分見れるので見てね。

P1020182

渋谷の焼き肉やと言えばこの「ぱっぷハウス」だと言われたのでblog等はチェックせずまず予約。その後リサーチをしていたらメニューにない珍しい部位ばかり食べているとひとり1万円を超えるらしい!げっ、今回は私がおごるなんて言ってしまった。ご飯やホルモンを食わせて3人で2万には抑えないと。
店は、セルリアンタワーの裏手の坂道の途中にあります。(「水曜どうでしょう」とのれんにある「宮崎の綾」は縁が深く、それだけで店先で興奮)

P1020257

肉の前に、キムチやサンチュサラダ、レバ刺しで一杯。この店のレバ刺しは角切りででかい。新鮮だからふにゃふにゃしすぎてなく、箸でも持てる。

P1020261

左手前が上タン1600円。肉厚でとてもやわらかい。生でも食べられるとのこと。先日連れて行ってもらった月島の「でんでん」はタンのユッケが出て来たがここでも生で食べられるらしい(でんでん情報もブログに早く書きます)。右手前が特選上カルビ2100円。5切れだから1切れ・・・と計算してしまうそばから、弟がひとりで3枚も食べる(悔)とろけるように旨い。左奥はホルモン900円。脂がたっぷりで柔らかく、それでいて歯ごたえのある食感がたんまらない。余分な脂は網の下に落ちて行くので意外とヘルシーなのだとか。右奥は裏メニューである盲腸値段不明。ホルモンよりもうすこし歯ごたえがあり、脂は少ない。

P1020269

私が一番好きなハラミ1100円。脂がたっぷりでやわらかい。肉の目が粗いので、口の中でほろほろとくずれる。カルビなどの脂身と違って赤みが多い中の脂身なので肉の味がしっかりとする。

P1020268

ここで人通り注文したものが届き、裏メニューへと入る。なのに、兄・弟ともにご飯も食べないし、弟にいたってはホルモンも食べてくれず、特選上カルビみたいな脂たっぷりなのがうまいといいやがる。いわゆる高い肉が好みらしい。この店の名前の「ぱっぷ」はご飯って意味だぞ!おいっ!
恐い領域ながらも、脂の多い部位でめずらしいものというオーダーをする。その一つめがこのリブ芯。リブロースの真ん中の部分。まるでこれじゃぁステーキだ。はさみで3つに切り、店員さんがマンツーマンで焼いてくれる。味はなんて言うんだろう、とっても甘い脂と肉のスープがぎゅっとつまった弾力のあるムースみたいな感じ。口の中で肉は抵抗せずにどんどん溶けて行く。飲み込まないでいたいのにそれができない。

P1020276

続いて二つ目はそのリブ芯のまわりのマッキという部分。ちょうどリブ芯の部分だけくり抜かれている。これは先ほどのリブ芯に輪をかけて脂が濃い。こんな肉が世の中にあったのかと言う感じ。この二品、共に値段不明。

P1020279

こんな珍しい部位が食べられるのも、まるごと一頭の牛を購入しているからとのこと。冒頭にも書いたが、ここの牛は宮崎の綾牛の生後28ヶ月〜31ヶ月の処女牛 。大きな吊り橋があるので有名な場所。ずっと私たちに付いて肉を焼いてくれた店員さんは、自称ホリエモン似の済州島出身の写真の彼女。肉を焼くペースは速過ぎず、遅過ぎず、肉の好みもわかった上で焼いてくれる気配りが出来る人。韓国に行って焼き肉を食べた時は、私たちのペースはまるで無視してガンガン焼くものだからホント頭きたものだった。

P1020278

それで気になるお値段はと言えば・・・、やっぱり高かったです。3人で25000円。メニュー上のものだけを足しても15000円くらいにしかならないはずなので、やっぱりあの裏メニューがヤバい金額らしい。私のカンだとリブ芯あたりは5000円くらいだったんじゃないだろうか。おいしいけれど、お金が気になる人はいっちゃいけませんね。ドキドキしないで食べられれば間違いなく10点の焼き肉屋さんです。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ


ぱっぷハウス
http://www.pap-house.com/
東京都渋谷区桜丘町27-1
03-3461-1865
平 日   ディナー 16:00〜24:00 ( L.O 23:30)
土日祝 ディナー 16:30 〜 23:00(L.O 22:30 )

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2006.09.28

品川「せたが屋」のせたが屋ラーメン全部入り 9点

毎日暇をもてあましているのにブログも更新できていなくてスミマセン。1年以上前に借りた「キングダムハーツ」にはまってまして、今ラスボス手前なので、もうすぐ解放されそうです。この手のゲームはやっぱり暇じゃないとできないですね。あと訳あって子亀が3匹、我が家にいます。この時間(真っ昼間)は甲羅干しタイムのようです。

どうも週末になると餃子が食べたくなる傾向があって、昔のdancyuを引っ張り出して、三田にある「大連」という餃子屋に自転車で向かいました。わざわざ30分漕いでいったのに定休日。古いdancyuの情報が古かったようです。餃子じゃないにしても、ジャンキーな脂っこい物が食べたくてしょうがなかったので、ふと思いついた品川の「品達・麺達七人衆」へ。七人衆っていうくらいですから、ラーメン屋は七軒。私の実家秦野にある超有名店「なんつッ亭」や熊本の「ひごもんず」、小川町の「支那そば・きび」、旭川の「saijo」、横浜の「くじら軒」、「蔵六」、そして私が今回訪れた世田谷にある「せたが屋」の人気店揃い。場所は線路下のデッドスペースをうまく使っていて、1店舗あたりも意外と広い。

私がこの「せたが屋」を知ったのは、ミーハーきわまりないのだが「どっちの料理ショー」のラーメン対決。土佐出身の前島シェフが、とんこつのラーメン店が並ぶ環七に、魚介系スープの店「せたが屋」を出し、今では環七一の行列店として有名に。「どっちの料理ショー」では、塩でも味噌でも醤油でもない、調味料を一切使わないスープで挑んで、九段「斑鳩」に見事勝った。実際は、あさりのスープだから海の塩味なんだけれどね。

P1010965

私が頼んだラーメンは「せたが屋ラーメン全部入り」1000円。基本のラーメンに、トッピングをすべて載せた物。トッピングは、とんトロと呼ばれるチャーシュー、味付け半熟卵、メンマ、ねぎ、海苔2種類。自慢のスープは、口に入れた瞬間に「魚!」とわかる濃厚さ。ここまでの魚系スープははじめて。ラーメンのスープと言うより、魚系の煮物の汁を飲んでいるような感じ。とにかく濃くてラーメンによく合う。この出汁は、昆布、土佐の宗田鰹、煮干しなどの魚系に、鶏ガラ・豚骨のダブルスープ。このラーメンらしさが残るずっしりした飲み応えはこのダブルスープにあるらしい。

P1010966

トッピングもなかなか。とんトロと呼ばれるチャーシューは、まるでローストポーク。まわりに脂身があり、筋に沿って柔らかくすーっと切れるので、箸でも食べやすい。このチャーシュー私好み。海苔は、四万十川のふわふわの海苔と、パリッとしたよくある海苔の2種類。四万十川の海苔は、麺と絡んでラーメンによく合う。この写真を見るとわかるように、宗田鰹の粉が浮いていますよね。このスープをさらに濃くした、ウワサの「ガツン汁」もためしてみたが、私には入れる前からすでにもうガツンと来ているので必要なし。つけ麺の方は、スープが薄くなるので必要になるのかな。ここまでスープが濃いと、つけ麺はかなり期待できそう。

P1010960

この日のねらいであった餃子もいただけました。「黒豚魚ネギ餃子」500円。なかなか美味しいけれど、このネギをきれいに載せて食べることができない。何か工夫がほしい。

魚系スープが好きな人は絶対に好きになれるラーメン、そうでない人も一度はチャレンジして新しいラーメンの世界を体験してほしいです。


▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

品達・麺達七人衆
「せたが屋」

品川駅高架下
11:00~23:00

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2006.09.20

西麻布「ダルマット」のコース料理 9.5点

dancyu3月号で紹介されたこの「ダル・マット」は、「カーザ・ヴェニタリア」同様に夜遅くまで空いているイタリアンとして注目度アップ中。なんと7品で約4000円、ハウスワインなら1500円で飲み放題というお手ごろ価格でイタリアンを食べさせてくれる。こんな風にdancyuに紹介されていても心の中で私は、シンプルなイタリアン、悪く言えばありがちなイタリアンだろうと思いこんでいた。それに7品って言っても、スプーンにちょこんと載せたようなのも1品に数えるんだろうと。

そんな私の思いこみを覆す、シェフの意気込みを感じさせる店でした。まずは素材。1日30品目なんて言うけれど、このコースだけで30品目は食べられるんじゃないだろうかというくらいの素材の多さとこだわり。見慣れないおもしろい野菜や変わった調理法、ちりばめられたサプライズは食事だけでも十分会話が弾んでしまう。ではこの日の7品のご紹介。

P1010930

アミューズは、あさりのスープに、モロヘイヤ、イカの白い部分と軟骨、海ぶどう。スプーンで3杯程度と少ない量なだけに、濃厚ですっきりしたスープが食欲を増進させる。モロヘイヤの粘り気、柔らかいイカの胴部分、軟骨のコリコリ、海ぶどうのプチプチ感。口の中が楽しい。

P1010931

直径4センチ程度のミニパン。これは当然7品には入らない。オリーブオイルは3種。右から濃く、左が一番さっぱり。見た目と反しているのがおもしろい。

P1010933

珍しい野菜の盛り合わせ。こういう出し方は素材の味に自信がないとできないはず。生のトウモロコシ2種は甘くてジューシー。ブロッコリーは軽くゆでた物、赤いオクラも軽くゆでてあるがほとんど生、京都の万願寺唐辛子、アワビ茸、茄子とカブの炭火焼き。ほんの一切れの茄子が一番のサプライズ。炭の香ばしさがプラスして、さらに味が濃くなっている。

P1010935

これがこの日の一番のサプライズ。トマトの冷製パスタはここ10年の日本では珍しくもないが、その上に甘~い桃のスライス。トマトのほんのりとした酸っぱさと熟れた桃が見事にマッチ。量も申し分ない。

P1010937

カルパッチョ3種。
左から蛸ときゅうりと白瓜、カツオにオレンジ風味のソース、イサキ。どれもすごく美味しい。私は比較的いろいろなお魚を生で調理いる方だと思っているけれど、せいぜい昆布締め、湯引き、酢で締める、くらいでこういう風に調理することはまだまだ思いつかない。今度チャレンジしてみよう。

P1010943

ロースのハムのサラダ添え。食用ほおずきは築地でたまに見かけるが食べるのは初めて。ひどく青臭いトマトの味。ロースハムはドイツで食べた塩ゆで豚を思わせる。

P1010950

鶏レバーとネギ、きのこのリングイネ。鶏レバーは新鮮でまったく臭みはなし。リングイネにぴったり。これも量が十分。というかもう6品目にして満腹。

P1010957

鴨肉のロースト。添えられているサラダは豆苗と蓮の茎。これで3人前なんだけれど、量が多くてノックアウト。お持ち帰りしたかった。

ここで写真を見ながら何品目の食べ物を食べたのかを数えてみると、優に30を超えている。量や嫌いな物はあらかじめ言っておけるので、次回は量を少なめに注文しようと思う。さすがに7品もあるので食べ終えるのに3時間はたっぷりかかった。10点に届かなかった理由は、(1)量が多すぎて食べきれなかった、(2)店のインテリアが中途半端、カフェ?3時間もこんな足の長いカウンターの椅子?(3)10点のもてなしには今一歩、と言ったところ。次回は10点になる可能性は高いし、ぜひまた今度行きたいし、気兼ねなく行けそうな店になりそうな予感がします。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

西麻布DAL-MATTO
〒106-0031 東京都港区西麻布1-10-8 第2大晃ビルB1F
Tel&Fax 03-3470-9899
18:00 - 28:00 (ラストオーダー 26:00)
月曜日定休

| | コメント (4) | トラックバック (2)

2006.09.06

渋谷「さくら」での黒豚しゃぶしゃぶなどいろいろ 9.5点

会社を辞めてはやいものでもうすぐ2週間。のんびり過ごす一日も忙しい一日も同じように時は流れているんですね。この数週間にたくさんの方々に送別会を開いていただきました。みなさまありがとうございます。

P1010648

その中でも、某N社さんに連れて行っていただいた黒豚しゃぶしゃぶ、食べ放題でもないのに食べ放題バリに食べてしまってスミマセンでした。豆乳でしゃぶしゃぶするっていいですね~。

P1010669

ロースやバラの肉自体もすごく味が濃くておいしかったのですが、野菜を巻いて食べるとまたおいしかったです。

1

そうそう、mixiの写真でもアップして反響を呼んだのですが、会社でいただいた花束がちょっとすごかったんです。これこれ。プロのフラワーアレンジメント出身、SE経験もある、シーちゃんが作ってくれました。ハンパじゃなく重いんですよ。花がぎっしり詰まっていて、たぶん1.5キロくらいはあったと思います。こんなすごい花束、きっともう一生もらえないと思う。シーちゃん、ホントにありがとう。みんなも結婚式とかのお花はシーちゃんに頼めば、自分の希望を叶えてくれると思いますよ。

P1010620

あと、思いがけず世界バスケのチケットをくれたごうちゃん、どうもありがとう。さいたまスーパーアリーナで、片手にビールと片手にKFCをほおばって見てきました。私が見た試合は、準決勝の2試合。優勝したスペインを見れたのはラッキーでした。今までスポーツ観戦と言えば「サッカー」だったので、こんなに展開が早くて、息をのむ瞬間も多く、そしてかっこいいスポーツは初めてかもしれないです。

P1010757


そしてt父上、母上、畑でとれた野菜をふんだんに使った食事をありがとうございます。小さい頃は畑でとれた野菜を当たり前のように、おいしく頂いていたけれど、この当たり前が今では相当のお金を積まないと食べられない時代になってしまいました。

P1010762

こんな風にカボチャを丸ごと使ってオーブンで焼くなんて贅沢ですよね。またごちそうに伺います。

というわけで私はとても元気です。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ


さくら
〒150-0031
東京都渋谷区桜丘町25-17
富士ビルB1F
03-3477-1178
月曜日~土曜日
6:00pm―4:00am
日曜日 PM6:00~AM0:00

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.06.11

神宮前「ハレルヤ」の韓国料理 9.5点

P1000019いよいよドイツワールドカップが始まりました。初戦のドイツ対コスタリカは、点数がバシバシ入る開幕戦にふさわしい試合でしたね。ディフェンスに問題を抱えているものの、やっぱりドイツは優勝候補だなと思える決定力でした。それもバラックなしで・・・。サッカーの話はたくさんしたいのですが、食べ物ブログですのでおいておいて・・・。

月に一度、私の勤める部署は社外で会議を開くのですが、その日ばかりは17時で仕事を終え、明るい時間から飲みに行きます。人気店でも、17:30の予約はさすがに取りやすいので、いつもここぞとばかりに話題のおいしい店に行きます。とは言っても、若い人たちも多いのでそうそう高いものも食べに行けないので、店選びは一苦労。ですが、今月は大成功でした。

今月の店は、雑誌やテレビでも話題の韓国料理屋「ハレルヤ」。新宿にあるお店が有名ですが、今回訪れたのは青山店。青山通りから外苑西通りを右に曲がると、しばらく歩いて神宮前三丁目の交差点を右に行って200メートルほどのところ。ちょっと駅からは歩きますが、おしゃれな雑貨屋をぶらぶらすればあっという間です。17:30という早い時間に行ったせいか、お店の人が1階の席ですごーくおいしそうな豆腐チゲのまかないを食べていました。

P1000021店内に一歩入れば、韓国料理屋ならではの何とも言えない香りが漂い、それだけで食欲倍増。突き出しの豆もやしのナムルと白菜キムチでビールのグラスが一気に空になりました。白菜キムチはかなり私好みの味で、しょっぱくなく、甘みのある辛みと、おそらくアミの塩辛が効いているのかかなり濃厚でした。

今日のメンツは13人、3テーブルだったので、それぞれ違う鍋を頼むことに。

ケーチゲ(わたりがにの辛味鍋)(大)¥3990 写真真ん中
カムジャタン(骨付き豚肉とジャガイモの鍋)(大)¥3675  写真下
ダットリタン(鶏の辛味鍋)(大)¥3990

この3つをセレクトしました。私のテーブルは「ケーチゲ(わたりがにの辛み鍋)」。火の通ったわたりがにに辛いスープが吸い込み、蟹肉をしゃぶるとそこからスープがじゅわーっと出てきて美味。またその蟹のうまみが出たスープを豆腐と一緒に食べるとこれまたうまい。豆腐チゲが好きな人はたまらないはず。

P1000022私好みだったのはとなりのテーブルの「カムジャタン(骨付き豚肉とジャガイモの鍋)」。骨付き豚肉はほとんど食べるところがなく、いわゆる豚骨。だからスープはかなり濃厚。ただ、この身の付いていない骨にわずかについた肉が最高。ほろほろと崩れ、脂身とすじ肉が辛みスープと混じり合い絶妙。スープをたっぷり吸ったジャガイモにぴったり。

その他、チヂミもサラダも何を頼んでも期待を裏切りません。そして一番裏切らないのは価格。13人であれだけ食べて飲んで5万円行きませんでした。超おすすめ。


▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ


ハレルヤ
東京都渋谷区神宮前3-42-18
03-3478-7848
日曜定休
月~金 午前11:30~午後2:00
月~土 午後5:00~午前0:00
(ラストオーダー午後11:00)

ハレルヤ

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006.04.20

青山「Napule」のピザ 8.5点

Dscf0112表参道を青学方面に歩いてスパイラルの手前の路地を左手に入ってすぐの店。1階は窯が店の外から見える厨房、2階、3階は光がよく入る客席。壁にはナポリの色遣いがきれいな食器がたくさん飾ってあり、真っ白な壁と真っ白なテーブルクロスがまぶしい。お客さんは圧倒的に女性が多く、土曜のランチを優雅に楽しんでいた。行ったことはないけれど、ナポリってこんな感じなのかな。日本じゃないみたい。

この店を目指して土曜日の13:30位に訪れたらすでに10人以上が並んでいる。やむを得ず並ぶ。店は意外と広いらしく20分くらいで案内される。ランチメニューはコーヒー付きのパスタランチ1000円から。私はピザも食べたかったし、土曜の昼にビールを飲まない理由はなかったので、前菜とメインが選べるコースに。メインは2種類のピザからひとつか、魚料理のどちらか。二人で行ったので、ピザと魚料理を注文。その日のピザは春野菜のハムのピザ、魚料理はヤリイカの海老のグリル。

Dscf0113まずはビール。待たされたのでビールがいつも以上においしい。そして「ヤリイカと海老のグリルも」到着。ヤリイカの中には味の付いたパン粉が詰められている。イカは柔らかくてパン粉がぱんぱんに詰まってうまい。グリル具合も適当。海老も新鮮でぺろりと平らげる。
ウワサのピザも到着。春野菜とは菜の花らしい。割といい加減に具が載せられているので、全く具の乗っていない三角形があるのが若干気になる。まぁイタリアだからしょうがないか。ここのピザはいかにもイタリアのピザという感じの生地がもっちりタイプ。こういうもっちりタイプのおいしいピザが東京のどこでも食べられるようになったのもここ10年の話。若干の塩気がほどよく、トマトソースだけでも十分いける。菜の花はちょっと柔らかすぎる感があるがおいしい。マルゲリータで実力を確かめたくなった。

味も良いし、雰囲気もかなり良いのでデートには最適。夜も行ってみたいけれど、これだけ光が差し込む店内なら昼間の方がいいのかもしれないな、予約が効かないのは致命的だけれど。

味だけで言ったら9.5点を上げたいんだけれど、並んでいる間に店の外観を撮影していたら、店主がすっ飛んできて「ダメダメダメ、勝手にWebとかに載せられちゃうから撮影は断ってるの」とのこと。オイ、ため口かよ。勝手に載せられちゃうって、それがネットの世界なんだけれど。今までいろいろな店に行ってホスピタリティを受けてきたけれど、この店はこの態度を直せば相当良いはずなのに。ここまで混み出すと天狗になっちゃうのかなぁ。残念。

ってわけで、勝手にWebに載せました。

Napule
東京都港区南青山5-6-24 林ビル1F
03-3797-3790
ランチ  月~金   11:30~15:00(L.O.14:00)
     土・日・祝 12:00~16:00(L.O.14:30)
ディナー       18:00~24:00(L.O.22:00)


Napule

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.04.18

六本木「炭火焼肉とうがらし」の焼肉 9.5点

Dscf001530歳を超えて焼き肉を食べる機会が増えた気がするな。以前も嫌いではなかったけれど、本当においしい焼き肉に出会うことがあまりなかったから、流行のイタリアンや寿司とかにばっかり手を出していた。そんなに焼き肉屋に詳しいわけじゃないんだけれど、この店と月島の「凛」はリピートしたくなる数少ない焼き肉屋。今回は部署の飲み会で18:00という早い時間から来店。太陽が沈む前のビールと焼き肉って1.2倍幸せだよね。

場所は六本木の星条旗通り、米軍のヘリポートの前あたり。リストランテテラウチのすぐとなり。
メニューはいろいろあるんだけれど、大勢で行くなら「おまかせコース3000円」がおすすめ。この写真の2皿が人数分出される。焼き肉って言うと「カルビ」とか「タン塩」とかが5切れずつくらい皿に載ってパセリかなんかの青い野菜で彩りを添えてあるのが定番だっただけに、このダイナミックな盛りつけには瞳孔が開く。人を魅了する盛りつけを直感的にわかっている人なのかもしれない。

Dscf0007
写真はこれで4人前。真ん中にある大きめの肉がロース。これを食べると誰でも目が「へ」の字になっちゃう。基本味付けは塩味。ここはなんと言っても肉の質が良い。血統書付きの和牛らしくて、1頭(?)を購入しているから連ちゃんで来店すると同じ牛に当たる。今回の牛は「ミツヨちゃん」らしい。

牛だけじゃなくて豚もなかなかだし、ホルモンも塩味で食べるのがいける。炭火は空気を全く送らないそのままの炭火。その上にジンギスカン鍋みたいなぴかぴかの焼き肉用鍋を置く