2008.01.06

丸の内「福臨門酒家」のコース 9点

大学を出て初めて勤めた会社には社内旅行というものがありました。男性陣はあんまり乗り気じゃなかったので、おいしいものみんなで食べて女性陣はシティホテルに泊まるというプランをしていました。普通じゃいけないようなおいしい店をチョイスすることが多くて、ミシュランを取った「トゥールダルジャン」で番号付の鴨を食べたり、パークハイアットに泊まって「梢」で和食を食べたり、そりゃー豪華な一日を女数人でわいわいとするのは楽しかったものです。その何回目かの社内旅行のレストランが銀座の福臨門でフカヒレを食べるって言うプランだったのに、体調不良で行けず・・・。その思いを果たしてきましたよ!

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なんとクリスマスメニューらしく、コースは3種類のみ。一番安い16800円のコースに。ひとりのお値段ですよ。自腹じゃ食えません(笑)。「前菜は鶏レバーと豚肉、金華ハムの重ね焼きとくらげの冷菜」。このクラゲ、歯ごたえばっかりじゃなく適度にやわらかくておいしい!

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「フカヒレの蟹味噌あんかけ」。ほぐれていない塊のままのふかひれがどんと真ん中に入っていて、そこに蟹味噌の赤いスープがたっぷり。食べたことがない人にこのうまさを説明できない。このスープだけ延々と飲んでいたいよ。

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「金鳥の姿揚げ」。骨付きのままカット。パリッとした皮が香ばしく、中はジューシーな鳥。この繊細で豊かな香ばしさはちょっとお目にかかれない。さすが名店という感じ。

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「蟹肉の甲羅詰めオーブン焼き」。一見するとコロッケのようだが蟹の甲羅に、蟹肉と甘いタマネギを詰めてオーブンでカリッと焼いてある。タマネギの甘みと蟹肉のうまみがぴったりあうんだよ。。。

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「金華ハムと干し貝柱、卵白のあっさり炒飯」。シンプルな塩味の炒飯なんだけれど、立ち上る香りとかみしめたときの豊かな出汁は金華ハムと干し貝柱の力。シンプルだからこそごまかしができない味。

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チョイスしたデザートは、マンゴープリン。マンゴーそのままよりもずっとマンゴー。福臨門のデリで買ったマンゴープリンもおいしかったけれど、まったく別物。奥にあるイチョウの形をしたカボチャプリンが予想以上のヒット。

丸ビルの36階にあるので、東京の夜景が一望できるんです。この日はクリスマス前と言うこともあり、丸の内も日比谷も東京タワーもおしゃれな電飾でステキでしたよ。

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福臨門酒家 丸ビル店
〒100-6336 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング36F
03-3283-2002

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2007.02.05

銀座「芝蘭(チーラン)」の最後のコース 8.5点

「生きるために食べるか、食べるために生きるか、あなたはどっち?」と言うセリフがあるテレビドラマで出てきたんですけれど、私は迷わず「食べるために生きる」と速答です!
何かとメディアでよく話題になる銀座の「芝蘭(チーラン)」が2月いっぱいでビル建て替えのため閉店するというのであわてて予約、その名も「最後のコース」8000円/人を食べてきました。

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場所は、バーニーズニューヨーク銀座店のすぐ近く。外観は改装してきれいにしてあるけれど、よく見るとビルはかなり古い。店内もきれいになっていて、紹興酒と甘いタレを混ぜ合わせたようなどこかで嗅いだことのある香りが漂いこの香りだけでもうお腹は準備万端。生ビールを頼んでまもなく「六種芝蘭特製前菜」が到着。これで2人前。さっとテーブルにおいて詳しい説明もしてくれないのが残念。左から砂肝をピリ辛と薄く味付けしたもの、チコリの上にピクルス。でもこのピクルス、やはりどこか中華風。蒸し鶏を四川風に味付けしたもの、その奥が鯨?筋っぽい肉をかなり辛く味付けしたもの、右奥のフキのようなものは、きいてもよくわからなかったが、キャベツ科の野菜だと言っていたような・・・。油菜心(ヨウツァイシン)という名前を言っていたような気がするが自信なし。ここは追求すべきだった。一番奥はピータン。中華なのに少しずつたくさん食べられるのがグッド。

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2品目は「気仙沼ふかひれの姿蒸し春野菜頂上スープで」。金華ハムなどの高級食材をふんだんに使ったスープらしく、ウエイターの責任者がわざわざそのスープのすばらしさをさりげなく説明に来てくれた。とろっとしたそのスープは、なるほど複雑な味わいで奥が深い。食べたことがない味がたくさんする。気仙沼のふかひれですら完全に負けている!この器、写真だと大きく見えるけれど、ホントに小さくてあっという間に飲み終わってしまう。あと3杯は飲みたいよー。写真上のタケノコは絶品。この時期にまるで旬のタケノコを食べているよう。

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3品目「殻付車海老 芝蘭式成都海鮮濃厚醤炒め」。ソフトな殻をそのまま素揚げにして、濃厚なソースでピリ辛に仕上げた一品。エビチリとはスパイスが違う。もっと複数のスパイスを使用して、唐辛子の辛さだけではない。この海老をたった2尾しか食べられないなんて~。

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4品目「四川特級厨師直伝 成都名菜クスノキ鴨 新鮮野菜を添えて」。この店の自慢の一品らしい。「クスノキ鴨」なるものをぐぐって見たがこの店以外出でてこない。成都では有名なのだろうか。独特のスパイスで味付けされたパリパリ皮の鴨肉。骨毎ぶつ切りにしてあり、ふわふわの中華パンに野菜と共に挟んで食べる。見た目、肉がぱさついているように見えるがそんなことはなく、肉汁がたれてくるわけでもないのにしっとりとしていて、皮のパリパリ加減と見事にマッチ。私は挟んで食べるより、このままかぶりつくのが気に入った。特に骨のまわりの皮が薄い部分をシャブリ付くとたまらない。

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5品目「霜降り白菜と琉球豚の巻物じっくり蒸し 「ほっ」とする味で」。家でも似たようなものは作れそうだが、この濃厚な出汁と肉のねっとり感はまねできない。この時期のおいしい白菜の柔らかい部分で濃いめに味付けをした豚肉のミンチを巻いてとろとろになるまで煮込んだもの。スパムミートのような塩辛い味付けの豚肉と白菜がよく合う。

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6品目「芝蘭式 築地から御祝鯛の刺身 シャクシャク野菜と老油の刺激的香りに酔う」。中華で刺身とは珍しい。おそらく熱い油をじゃじゃーとかけたのだろう。残念ながら鯛の扱い方は日本人にはかなわない。確かに鯛はただ刺身にして食べるより、仕事をした方がおいしくなるが、ここまで分厚く切ったのでは、鯛の歯ごたえも楽しめないし、こんなに厚いとよっぽどうまい天然の鯛でも使用しない限り臭みが残るもの。

デザートはほんのひとくちの杏仁豆腐。味は普通、無印良品の味にすごく近い。
このコース、ご飯や麺が出てこないのが残念。特にこの店名物の汁無担々麺はコースに入れてほしかったな。悔しかったので、たぶん2月中にもう一度行って、担々麺をたべてやるぞ!平日ランチは銀座のど真ん中なのに1000円で食べられるらしい。外出の際にフラット立ち寄りたいなぁ。

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芝蘭
〒104-0061 東京都中央区銀座7-8-15 銀座新橋会館2F
03-3573-0301

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2006.11.03

東陽町「来々軒」の餃子 10点

秋晴れの連休初日、桜並木が赤く色づいていましたよ。この並木道は隅田川の永代橋と新大橋の間に位置するのですが、まだ木が小さいですよね。10年後が楽しみです。

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先日の「天鴻餃子房」の記事でビタローさんがおすすめしてくれた東陽町の「来々軒」に行って参りました。このあたりはラーメン激戦区で、おいしいかどうかは不明ですが半径1キロ以内に10軒はラーメン屋があるんです。お昼過ぎに訪れたのですが、すでにお店の前は10人ほどの行列。並ぶのは覚悟していましたが、思いの外早く進んだので、5分ほどで入ることができました。

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店内はカウンターが20席とテーブルが6席。みなさんタンメンと餃子を注文しています。ビタローさんのコメント曰く、この「タンメンと餃子」を「タンギョ」と頼むと通らしいです。私ももちろんタンメン700円と餃子450円を注文。ほどなくして、ジュージューと音を立てた餃子がテーブルへ。皮は厚めでちょっと焦げるくらいのカリカリ、中は野菜もたっぷり。皮が厚いのできれいにまっぷたつに切れないんですよ。私好みの唐辛子たっぷりのラー油と醤油をつけて、口に運ぶと熱い熱い!そしてジューシー!この皮の厚さ、カリカリさ加減、まさに私が求めていたスタンダードな餃子!一口で10点と決めました。特に皮が優秀。この皮の感じはなかなか家で小麦粉からこねて作っても出せないです。

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最近はまっているYouTubeに餃子の動画をアップしてみました。ブログに動画を載せることがスタンダードになるのもきっとすぐそこってことでトライ。

続いてタンメン。透き通るくらいの塩味のスープに、山盛りの野菜炒め、太めの縮れ麺が特徴のタンメン。塩味は比較的薄く、ジャンキーすぎる味が苦手な私にはこのくらいが好み。野菜は、もやし、キャベツ、ニラ、にんじん、それに豚こま。食べても食べても野菜がなくならない。麺は存在感のある太めの縮れ麺で、あまりにも食べてもなくならないので気が付いたらほとんど噛んで食べてませんでした。ラーメンってそういうものでしょ?化学調味料の味が気になるというコメントをWeb上で見かけたけれど、ラーメン屋ですから私は気になりません。それよりラーメン屋の店主がテレビに出まくっている方が気になりますって。

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こっちはラーメン500円。昔ながらの東京ラーメン。麺は細くてあっという間に食べ終わります。レンゲにスープをすくうと刻んだネギが一緒に入るのがいいんだよね。醤油味のスープに刻んだネギはベストマッチです。

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次回は餃子のおみやげにチャレンジする予定です。

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来々軒
〒135-0016 東京都江東区東陽1-25-2
03-3645-6287
10:30-18:00  
定休日 水曜日、第2・4火曜日

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2006.11.01

「天鴻餃子房(てんこうぎょうざぼう)本店」の餃子 9点

餃子が嫌いな日本人って聞いたことないな。日本人にとって、ラーメン、カレー、餃子は大好きメニューの王道なんでしょうね。よく考えたらこの3大メニューって無性に食べたくなる時があって、さらにひとりひとりの好みが違う。やれ、私が好きなカレーはじゃがいもたっぷりのポークカレーだ、いやいや私はココナッツミルクが聞いたタイカレーが好きだって感じでこだわりを持っていますよね。そんな私は、餃子に限って言えば、家で食べたスタンダードな餃子が一番好きです。野菜はキャベツとニラで白菜は入れない、隠し味に味噌を少々、皮と具の加減は、具がたっぷりはみ出るくらい。家の味が自分の味になるってきっとこういうことですね。

つい先日、餃子が無性に食べたくなって昔のdancyuの餃子特集をあさってみたところ、さすが人気の餃子だけあって3冊も出てきました。残念ながら今までこれらの特集を見て「これはヒット!10点だぜ!」と思える餃子店には出会えていないのですが、再チャレンジしてみたのがこの、神保町の「天鴻餃子房」本店。この神保町界隈に数店舗を構える人気店で、行ってみて後でわかったのだけれど以前に何度も行ったことがありました。餃子の種類はざっと見る限り5~8種類で、おすすめは「黒豚餃子」らしい。でも「海老ニラ餃子」も気になるし、「パリパリ餃子」も捨てがたい。「元祖餃子」の“元祖”っていうワードにも引かれる。うーん、こんなに食べられないなぁと思っていたら、主要な餃子を少しずつ食べられるセットを発見。

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写真一番上の丸い餃子から時計回りに「海老ニラ餃子」×1、大きめのが「しそ餃子」×1、「黒豚餃子」×1、小さめのが「元祖餃子」×4、ペラペラのが「パリパリ餃子」×2。付くはずの「季節餃子」はこのネギ味噌タレをつけて食べるもので、餃子自体は「元祖餃子」でした。

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dancyuでもおすすめしていた「黒豚餃子」をトライ。断面はこんな感じ。中からスープがどわっとあふれるのに、まわりの皮はパリパリでむちむち。こういうの私が好みの味。

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この断面図は「しそ餃子」。しそは一枚が切らずに入っている。しそって日本のスーパーハーブですよね。餃子にもよくあいます。

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こちらは「海老ニラ餃子」の断面。大きな海老がごろごろで、ニラもた~っぷり。皮の包み方が他のと違い韮饅頭のような形になっているので、皮のむちむち感をより感じることができる点がポイント。

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餃子ってどうしてこんなに安いんでしょうね。たらふく食べてもたいした金額になりません。今度は「黒豚餃子」に的を絞って12個大盛り定食にチャレンジしようかな。餃子が無性に食べたくなったときは神保町へGO。あの有名な「スヰートポーヅ」のすぐ近くです。

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天鴻餃子房本店
東京都千代田区神田錦町3-14-9
03-3233-3675
無休

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2006.03.18

神保町「上海朝市」の焼餃子 7.5点

DSCF0079ビールに餃子って最高級の幸せセット。カリッとした焼き餃子にビールを流し込むと生きていて良かったって痛感する。

私の愛読紙「dancyu」は、定期的に餃子の特集をするんだけれど、こんなに私が餃子を欲しているときにタイミング良く4月号の1特だった。
表紙のコピーはこんなの。

焼餃子に興奮。
肉汁シュワュ!もう止まらない!
「餃子」の英雄60傑

この表紙だけで私は餃子を食べたい気持ちでいっぱいになった。前回の「dancyu」の餃子特集は、2003年7月号。その時のコピーはこんなの。

「餃子」は最強!

短いがこっちもぐっと来る。

そんなわけで、餃子屋に行くことにした。あいにく日曜日で閉まっている店が多く、店選びに苦労したが、2003年7月号に掲載されていた、神保町の「上海朝市」へ。この店は上海蟹では日本一有名な「新世界菜館」の真ん前で姉妹店らしい。これは期待できる。

DSCF0082餃子は1個単位で注文でき、「焼き」「蒸し」「水」から選べる。その他に「韮饅頭」なんかもある。私は当然、生ビールに「焼き餃子」を注文。その後くる餃子に期待がふくらんで、ビールを一口目で半分くらい飲んでしまう。

餃子到着。パッと見、焼き加減がいまいち。パリパリのカリカリを期待していたのに。味もまぁおいしいが普通。餃子は皮が命だから、その皮がパリッカリッじゃないと餃子のおいしさって半減しちゃうんだ。

餃子の皮作りは意外と難しい。数年前、元同僚のS垣さんといっしょに餃子を皮から作ったのを思い出した。水加減とのばし方がむずかしい。ちょっと固くて厚かったけれど皮のパリッカリッともちもちとした感じがすごくおいしかった。

他メニューはなかなか。特にこの「まき海老の酒蒸し」は上海を思い出した。皿に大盛りに乗った海老をバリバリむしって、頭の味噌をすい、一人20匹くらい食べたことを。上海2泊3日の食べまくる旅も悪くないかも。

でもまずは餃子リベンジかな。

上海朝市
千代田区神保町2-3-10
11:00~22:00
03-3288-2333

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2006.02.21

六本木「四川飯店」の黒胡麻汁無し担々麺 10点

DSCF0003仕事が忙しくても、お昼ご飯は会社の外で食べるようにしている。会社にいれば電話はばんばん鳴るし、人には話しかけられるし、ぼけっと雑誌を読みながらって言う雰囲気もない。

職場はタダでさえ東京一物価が高い六本木。1000円以上は当たり前のランチ。外で食べれるからって、まずいものなんて絶対イヤ。

だから私が行く店は大抵決まっていて、その両手ほどの店をローテーションするだけ。それも新規開拓はあまりしない。外に出ているランチメニューの看板で「おいしいかもしれない」なんて思って入った店は大抵まずくてがっかりする。六本木ははずれ率が結構高い。

そんな私の両手ほどのおすすめランチの最高峰を極めるのが、この六本木「四川飯店」の黒胡麻汁無し担々麺。(ちなみに下の写真は白胡麻汁無し担々麺)「汁がないんだ~」って思うかもしれませんが、もともと中国では担々麺に汁がなかったらしい。

日本に担々麺を伝えたのは、あの有名な四川省出身の料理人の陳建民で、この四川飯店を開いた人。(息子はテレビにもよく出てくる中華の鉄人陳健一)担々麺だけでなく、あの有名な麻婆豆腐も日本に伝えました。(ちなみに麻婆豆腐は、麻婆さんの作る豆腐料理だから麻婆豆腐です)

DSCF0005そもそも担々麺の歴史は浅く、1800年代の食べ物。それも汁なんてない。日本人の口に合うようにラーメン風に仕立てたのが今で言う担々麺。だから汁がない中国では一般的な担々麺が汁無しなんて呼ばれるようになったんです。

この四川飯店の汁無し担々麺の魅力は、ラー油の香ばしさと胡麻の甘み、そして山椒のぴりぴりと来る痺れ。口に入れた瞬間に来る辛みではなく、じわじわと来る唐辛子の辛さと下に残るしびれがたまらない。口直しの青菜がないとかなりきつい。額に汗をにじませながら、毎回毎回ふーふー言いながら食べる。

ちなみにここの汁無し麺は、ゆでた後に水で洗わずそのまま、バットに広げてうちわで扇いでさますらしい。麺が水分でびしゃびしゃになるのを防ぐためらしい。だから麺はほんのり温かい。

さらに言うと、黒ゴマに含まれているカルシウムは美肌効果があるんですって。ランチに出てくるメニューには載っていないので、ご注意あれ。1155円で至福のランチがいただけます。麻婆かけご飯もおすすめ。

四川飯店六本木店
港区六本木7-15-17 ユニ六本木ビル4F
03-3402-3465

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2005.11.05

茅場町「支那そば八島」のエビしおワンタンメン 8.5点

DSCF0005ずっと行きたかった話題のワンタンメンの店「八島」へ。dancyu2005年5月号のワンタン特集や、10月22日放送ののアド街ック天国の茅場町・兜町特集でも23位だったのに、こんなに近くに住んでいながら一度も行ったことがありませんでした。場所は、茅場町みかわのちかく。

ワンタンは、エビワンタンと肉ワンタンがあるのですが、私は話題のエビワンタンの入った「エビしおワンタンメン」1,100円に半熟卵のせを注文。エビワンタンは塩味のスープ、肉ワンタンは醤油スープ。塩味のスープは、魚系の奥深い味。あとで調べたところスープ作りに「カメノテ」を使っているらしい。「カメノテ」とは、岩場近くにあるフジツボの仲間で、亀の手に似ているからその名が付いたとのこと。なるほど、確かに亀の手というか恐竜の手というか・・・。そのまま塩ゆでして食べたりもするが、以前に食べたときの記憶では、なんというか海の塩味というか、つぶ貝の固いものという感じでした。これまた美味しんぼの79巻にでてくるのでどうぞ。
DSCF0010この「カメノテ」のスープ、なかなかやめられなくて、ワンタンに手を出すまでに時間がかかってしまった。

話題のワンタンはかなり大きめで、中を割ると粗めにすりつぶされた芝エビがぎっしり。口に運ぶとエビのプリプリとワンタンのツルニュルが絶妙。麺は細麺で塩味とよくあっている。私はどちらかというと、ワンタンならワンタンだけ、麺はいらない派なのだが、この麺ならワンタンメンで食べたいと思えた。

家も近いのでリピート率が上がりそう。次回は肉ワンタンにチャレンジしたい。

支那そば 八島
東京都中央区日本橋兜町16-1
電話 03-3666-9891
営業時間 平日:11:00~14:00
   17:30~22:30(売り切れまで)
土曜:11:00~16:00(売り切れまで)
日祝休

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2005.02.07

神保町「新世界菜館」の上海蟹 10点

新世界菜館どうしてこの年になるまで食べる機会がなかったのだろうと後悔した食べ物が二つあります。一つは高校生の時に、叔母に食べさせてもらった「ホヤ」。二つ目は数年前に初めて食べたこの「上海蟹」です。

また、冬になったら食べに行くべきと心に誓っている食べ物が二つあります。一つは神田「いせ源」のアンコウ鍋。二つ目はこの新世界菜館の「上海蟹」です。

「上海蟹」は秋から2月の初旬食べられない蟹で、上海の陽澄湖という湖でとれたモノがベストです。この湖の小魚を食べた蟹だからこそおいしいわけで、どこの湖でもいいわけではありません。

この「新世界菜館」は「上海蟹」を食べさせる店としては日本で一番有名で、お値段も高く大きいモノですと1杯4000円ほどしますが、その味は期待を裏切りません。

まずは老酒漬け。生きた上海蟹をそのままつけたもの。身の部分は透き通って白く、口に入れるととろとろで濃厚。ミソの部分も濃厚ですが、老酒漬けでは身の部分の方がおいしいです。

メインは蒸したモノ。写真上のように自分の上海蟹を選び、名前を付けた札をつけ蒸します。それを目の前できれいに解体してくれます(写真下)。

「上海蟹」は三つの味がします。
【1】白く透き通ったミソ
ここは他の蟹では考えられないまったりとして口の中でまとわりつく一番おいしい部分です。世界の食べ物5本の指に入ります。おいしい濃厚な栗のような感じです。
【2】黄色いミソ
ここは他の蟹とも少し似たいわゆるミソで、その洗練された味は上海蟹ならではです。毛ガニのミソもおいしいですが、このミソはいつまでもいつまでも食べていたい感覚があります。
【3】身の部分
他の蟹と同じように白い身をしていますが、味は極めて濃厚で凝縮されています。どこか甘いか感じもします。特にツメの部分は筋肉質な身がたまらないです。蟹酢なんてつけちゃいけません。

とにかく一度でもいいので食べたことはない人は食べてみてください。食べるときはどの店でもいいわけではないです。どんな食べ物でもそうですが、最初に食べたものがおいしくなければずっとその食べ物に対する印象は悪くなります。
もうこの冬は終わってしまうので次の冬でもいいので是非!上海に行くというのも手ですよ!

新世界菜館
東京都千代田区神保町2−2 新世界ビル
03−3261−4957
無休

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八重洲「唐人吉華」の烏賊と季節野菜の炒め物、麻婆豆腐 8.5点

吉華私が東京で一番好きな中華料理屋は、上野毛にある「吉華」という店で、そこには故陳建民の弟子だった久田大吉という有名なシェフがいます。四川料理の王道をたべさせてくれる店で、味付けも薄く素材を活かす料理がとてもすばらしく、なんてことはない一般的な誰でも知っている中華料理の数々が抜群にうまいのです。

その支店が八重洲のすごくわかりにくいスタバ裏の路地にできたのは2年前。あれからもう10回以上通いましたが、本店の久田さんの味には若干劣るモノの、その味付けや調理法は受け継がれています。

今回はランチに行ってきました。一番有名な麻婆豆腐ランチはわずか900円。おいしいコーンスープとザーサイ、ごはんとデザートも付いています。味付けは夜に比べると辛さを抑えてありますが、私はこのくらいの方が好きです。豆豉(トウチ)ならではのしょっぱさと花山椒のぴりぴりは癖になります。

でも私はこの店はいちばんいか料理が好き。肉厚のモンゴウイカを格子状に切り目を入れ、湯がいたモノを季節の野菜と炒めるだけのシンプルな料理。おいしいイカでなければおいしくなるはずがないのです。季節の野菜は秋に出る銀杏とネギのみがベスト。今回はヤングコーンや少しの銀杏(秋に比べると風味も大きさも劣るが)、ブロッコリー、マシュルームでした。塩味はぎりぎりまで薄く、ショウガとネギが油にしみこんだその風味を感じられるほどです。ちょっとお高く、2300円ですが、食べれば納得。

右メニューにもありますが、「吉華久田大吉の中国風おそう...暮しの設計 NO. 190」の1ページ目で、イカ料理のレシピがありますので是非。ただ、それぞれのレシピに出てくる調味料は近くのスーパーでは手に入らないモノが多いです。とはいえ、一度買ってしまえば応用が利くモノばかりで決して高くないものばかりです。

唐人吉華
中央区八重洲1-6-16東進ビル
03-3281-3087
休みはないが、土日の夜は早い

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