2008.03.23

月島「ほていさん」のアンコウ鍋 9点

ずっと行きたかった月島の有名なアンコウ鍋や「ほていさん」に行ってきました~。うちの会社の出入りの広告代理店の軽~い営業マンに「月島ならやっぱりほていでしょ、あそこでいっぱいやりたいッスね~」なんて言われたのが不覚にもきっかけ。何度も予約いっぱいだったから、予約が取れたときはうれしかったです。冬だけだしね。

それなのに一緒に行こうとしていた八丁堀飲み仲間が風邪でダウン。予約をキャンセルには異常にうるさいこの店だけに、焦って友達を捜して一緒に来てくれたのが、ジャスミンとmifoちゃんでした。来てくれてうれしかったよ>ジャスミン、mifoちゃん。

この店は私が知らないだけかも知れないがメニューってのがなくて、自動的に食べ物が出てくる。これは刺し盛り3人前。ある一定以上のレベルではあるが指してびっくりするほどの内容ではなし。しゃこなんてふにゃふにゃ。

P1070648

突き出しは2種類。メカブと胡麻豆腐。これも量が多い。

P1070652

本命登場。目を離せないステキなインターフェースでしょ?
上に乗っているのはアンキモ。軽く火が通っていて、まず最初にそのままで食べさせてくれる。濃厚でうまーい。これだけえ延々とお酒が飲めるよ。いろな部位に分かれていて一口サイズになっている。早く煮立ってくれ・・・。

P1070650

ちょっと煮えてきたところで、一口だけスープを飲ませてくれる。うー、しみるー、ふかいー、たまらないー。

P1070654

煮立ったところで、ちゃっちゃと取り分ける女将。仕切屋でちょっと怖い。この鍋の大きさの量を3人女で食べろって無理でしょ。ビールも飲みたいのにー。

P1070657

これが盛られたアンコウ鍋。まずスープにアンキモがとけ込んでいてたまらないうまさ。ずっとこれだけ飲んでいたい感じ。アンコウは部位によって食感も味も違っていて、ゼラチン質の皮の部分も、ほこほこの身も、つぶつぶでねっとりした卵巣部分もどれもたまらなくうまい。もちろん、お豆腐も春菊も白菜もおいしくて、鍋の最高峰と言ってもいいくらい。

P1070659

こんなこと言っている間にもう春だね。来年の冬、だれかまた一緒に行こう。「いせ源」のアンコウ鍋とはまったく違うところがまたいいね。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

ほていさん
中央区月島3-9-7
03-3531-5200
11:00~14:00 18:00~22:00
日曜・祝日定休

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2008.02.18

門前仲町「鮨あおき」のおまかせ 9点

ココログめ・・・。何度投稿しても途中の文章が消える・・・。

突然ですが「Japan Blog Award 2008」なるものに自薦して、一次審査に合格しました~。こういうのにまったく興味はなかったのですが、後輩のゆみちゃんが写真のコンテストで入賞しているのを見て感化されたというか、何かやらないと始まらないなって思って応募してみました。一次審査なんて公序良俗に反していなければ通るのでしょうがそれでもうれしいものです。

さて、ビタローさんにおすすめされたこの店「鮨あおき」ですが、メールをもらったその週末に行ってきましたよ。路地裏のひっそりたたずむ人に教えたくない店って感じでしょうか(ビタ、教えてくれてサンキュー)。この日食べた料理は「おまかせ」5000円。コストパフォーマンスは最高、レベルも高い、きちんと使える店です。こういう店のリストを持っておける大人でいたいよね。

つまみは充実。
一品目は鳥羽産の牡蠣。申し分なし。もう一つ食べたいところを抑えるのが気持ちいい~。

P10705921_2

刺身は7点盛り。左からサバ、ボタンエビ、キンメの昆布締め、蛸、サヨリ、中トロ、あおやぎ。「寿司大」でキンメの昆布締めには度肝を抜かれたけれど、ここのもなかなか。サヨリは季節を感じさせるよね。

P1070597

ブリ大根。うまいけれど、ここで特筆すべきほどではなし。あんまり寿司屋で食べたいと思わない。骨を出すのとか面倒。居酒屋で日本酒飲みながらちまちまって言うなら話は別。

P1070599

たいらぎ(平貝)と白子の炙り妬き。そうそう、こういうのを寿司屋のつまみで食べたかったの。たいらぎは水分がかなりなくなるまで炙ってあって、薫製っぽい。日本酒のわかる人とこういうのをつまみに飲みたいなぁ。白子はまわりに醤油だれをまとっていて固くしっかりしているのに、その皮が破けると中からは濃厚なソース。サイコー。

P1070600

ここから握り。
まずはスミイカ。歯先でもさくりと切れる。塩で食べるのがいいね。

P1070602

左はヒラメの昆布締め、右は寒鰤。脂ののった鰤とシャリってホントに合うよね。刺身よりずっといい。

P1070606

中トロ。うまいが印象には残らず。それほどまぐろに力を入れている感じも見られず。

P1070611

アジとトリガイ。アジは新鮮で歯ごたえもしっかりしていて、インパクトあり。

P1070613

ウニといくら。レベルが高いが、目の玉が飛び出るような感じでもない。こういう当たり前のように良いネタを出すのがすばらしいが。

P1070615

穴子。まわりはかりっと、中がふっくら。誰もが大好きと言ってしまうはず。ただうまい穴子を出す店が多すぎて、びっくりしなくなってきてしまった。

P1070616

最後にとろろ昆布がたっぷり入ったお椀とひもきゅう。ひもきゅうは大好きだけれど、もうおなか一杯で食べられない~。

P1070619

カウンターの店主がほとんどひとりでやっているんだけれど手が回っていない感じ。日曜の混み合う夜はかなり待たされる。100点を求めて食べに行く店ではないが、気心知れた人と美味しいものを食べながら語り合うのにはうってつけです。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

鮨あおき
江東区富岡1-26-10 浮月ビル 1F
03-3643-2925
[火~金] 11:30~13:30 17:30~22:30 [土] 17:30~22:30 [日・祝] 16:30~21:30
月曜定休

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.12.05

月島「肴や味泉」の酒の肴 9点

月島と言えばもんじゃを思い浮かべますが、焼き肉も居酒屋もレベルが高く、むしろそっちの方が利用頻度が高いかもしれないんです。もんじゃで酒をダラダラ飲むって感じじゃないじゃない?岸田家江戸家も、肩肘張らずにおいしいお酒が飲めて、何を頼んでもうまい。そんな月島で穴場な場所にある、レベルの高い居酒屋をまた発見しました。

P1070140

最初に刺身が来てほしかったのに、期待を裏切ってやってきたのは「温野菜のスープ煮」。大根、カリフラワー、ブロッコリー、ミニトマト、じゃがいも、ベーコンをコンソメスープで煮込んである。火の通り加減は絶妙。大根は箸で切れるほどに柔らかく、ブロッコリーやカリフラワーは柔らかすぎず、歯ごたえも残している。ベーコンは出汁としての役割ばかりでなく、肉感もしっかり。ビールが進みます。

P1070143

「自家製さつま揚げ(特大)」700円。この店で食べたものの中で一番印象的で、次回も必ず頼むと決めたもの。ハンバーグサイズのさつま揚げは、野菜がたっぷり。生地はふわふわで熱々。たっぷりの生姜醤油で食べるのが最高です。

P1070144

断面はこんな感じ。あー、こういうのちゃんとしたメニューを持っている居酒屋が好きだなぁ。

P10701452

刺盛り。左の穴子は珍しいが、さして驚きは感じられず。先日も築地の寿司大で食べたキンメ(左上)が美味。ウニも新鮮、まぐろもシマアジもなかなかおいしかった。この辺りの居酒屋ではこのくらいの刺盛りを出すのは当たり前になってきているとこの頃感じる。

P1070148

日本酒は種類が豊富でなかなかうまかったので、つまみにと「赤ホヤの塩辛」を注文。そうそう、この味。高校生の頃、初めて行った札幌でおばさんが食べさせてくれたホヤの味はこんなだったよ。なんてうまいものが世の中にあるんだと感動したっけ。ホヤは生より塩辛の方が好きだな。

P1070154

煮穴子。煮穴子と言っても、柔らかく似たものに焼き目をつけているので煮汁たっぷりというわけではない。この穴子、寿司屋で握ってもらう穴子そのもの。ふわふわでほかほか、表面は香ばしく、穴子の繊細な甘みとうまみが凝縮されている。握ったら10貫はありそうな量をこんなふうにして食べられるのはなんて幸せなんだ~。

他にもだし巻き卵や、桜エビのかき揚げなど、全体的にレベルが高く、また行きたいと思わせる店でした。また行かなくちゃ。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

肴や味泉
中央区月島1-18-10
03-3534-8483
17:30~23:00(LO22:30)
定休日 日・月・祝

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2007.11.13

築地場内「寿司大」の旬魚おまかせ握り 10点

この日はあいにくの雨。
昔、築地場内「大和寿司」の板さんに「台風や吹雪の日は築地はすくよ」と言われ、ホントに吹雪の日に行ったら10分ほど並んだだけで入れたのを思い出し、こんな日は寿司だ~と思って行ってみました。「大和寿司」だったらさっと入れたのかもしれないんだけれど、いつも入れない「寿司大」にチャレンジ。1時間半も並んじゃったよ。まー、いつもに比べればいいんだろけれど。おかげで極上の寿司に出会えました。

P1060844

1時間半並んだので寒くなってしまい、ぬる燗で温まる。その突き出しに出てきたのがシマアジ。紅葉おろしとポン酢が脂ののった身によく合う。

P1060846

握りはまず、中トロから。適度な脂とほどよく温かいシャリが出会い、口の中で完成される感じ。このくらいの中トロはシャリが一緒の方がうまい。

P1060850

焼きたての卵焼き。箸を入れると湯気がほわんと立ち上る。卵焼きは最後に食べたかったけれど、焼きたての卵焼きだったらその場で食べたいよね。大きくてびっくり、甘くて優しい味。

P1060851

ヒラメを岩塩とスダチで。これもシャリと一緒のほうが格段にうまい。ヒラメの歯ごたえある身と透明感のある脂、それを塩とスダチですっきりといただく。

P1060853

この日のベスト、金目鯛昆布締めの握り。タダでさえ甘みがあってうまいキンメを昆布締めにしてさらにうまみを加えている。これも握りにしてこそうまいと言った感じ。この店は、鮮度の良い魚をただ握るだけでなく、シャリと一緒になったからこそうまくなる技術を持ち合わせている。

P1060857

ホッキ貝。動画で見せたかった~。パンとはじくとぐわっとシャリの上でのけぞる。歯ごたえ最高。

P1060858

赤身の漬け。まぐろはやっぱり赤身かな。こういう赤身のうまみってなんていえばいいんだろう。ねっとりとしていて、なんとか酸?のうまみ?

P1060862

エゾバフンウニ。色も味も濃いです。いい海苔使っているなぁ。

P1060864

淡路産釣りアジの握り。アジを釣ってこんな風に握りにしてたらふく食べたい。

P1060867

白海老。ひとつひとつ剥いてこんもり盛ってある。あまーくてとろっとしている。

P1060868

いくら。この時期のイクラが一番良いんだと豪語していた。季節はずすと普通は冷凍だからね~。

P1060870

穴子。ほわほわ、温かい穴子がシャリと出会うとサイコーです。

P1060874

まぐろときゅうりの巻物。これとあと一品で鮮魚おまかせに切り3650円は終了。

P1060876

好きな物を一品握ってもらえると言うことで寒鰤を注文。もう少し経つと氷見産になるそうだが、本日は北海道産。氷見も富山も同じ海なんだから一緒何じゃないの?と聞くと、海流の関係でそうも言い切れないとのこと。ただ氷見産というブランドがついてしまい、浜で値が上がるのを待つことが多くなって鮮度が落ちているらしい。今度のとに行くときは冬にしよう~。肝心の握りですが、見た目は大トロみたいで鰤だってわからなかった。上質の繊細な脂がたっぷりのっていて、口の中で溶けてしまう。あー、これはどんぶりで食べたいぞ。

P1060883

さらに追加でオーダー。白子の握り。ゆでたての白子は超アツアツ。口の中でぷちっと破けたときにどろっとあつ~い白子が溶け出しやけどしそうに。白子が嫌いな人は鮮度の悪いものを食べているだけだね。

P1060884

さらに追加でオーダー。カワハギの肝載せ。このビジュアルやばいでしょ?淡泊な中にうまみがあるカワハギの身に、フォアグラ並みにうまい肝を載せたもの。これってフレンチの域だね。肝の濃厚ソース載せでしょ?

というわけで、1時間半並ぶ価値がありました。1時間半、私と楽しいおしゃべりにつきあってくれるなら誰か一緒に行きましょう~。もうホント暇で暇で、スクワットしちゃいましたから。でも「大和寿司」の方がすんなり入れるかもね。閉店間際か、開店と同時がいいみたい。ちなみにこの店の開店は5時です。並ぶなら30分以上前ね。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

寿司大
東京都中央区築地5-2-1 築地市場内6号館
「天房」「大和寿司」の間です。

| | コメント (6) | トラックバック (1)

2007.10.17

【新潟特集】古町「すし割烹 寿司清」 8.5点

昨日で転職して1年たちました~。今では信じられないほど順風満帆な毎日。あの頃だっておいしいものは食べていたけれど、今はそれ以上かも。この1年の記事を見る限り、京都、函館、福岡、札幌、松島、石垣島、南イタリア、新潟・・・といろいろなところに出かけました。自由な時間と心の余裕が持てるようになったからかな。一緒においしいものを食べてくれるみなさんに感謝です!

さて、新潟の続き。
ランチでほどよく酔っぱらった後、ふらふらと歩いて日本海へ。これぞ日本海というように打ち寄せる波、黒い海、何もない海岸線。あー、東京湾から山を越えて日本海まで来ちゃったんだなぁ。鰯雲にうつる夕焼け、目に焼き付けました。

P1060622

さてこの後どうしようかと思い移動すべく新潟駅に戻ったけれど、やっぱりもう一度寿司が食べたい!と思い、ここで一泊。この期に及んで本屋でガイドブックを買い、選んだ店はホテルオークラの裏手の寿司清。まずはビールにこの店の名物「エビしんじょう」を注文。南蛮エビを細かくすりつぶし、ほっこりふっくら揚げてある。サクッと箸を入れるとふわっと蒸気が上がりいい香り。サクッとしていて、上品な甘さ。これいくつでも食べたい!これをたくさん揚げて、丼の上に乗せても美味しそう。

P1060629

つまみに、コノワタ、適当に刺身、そんな物が目の前に並んだからビールをやめて米どころ新潟の「麒麟山 純米大吟醸」に。ボトルもちょっとステキでしょう?上品な甘さ、バランスが良くてお米のいい香りがする。キリッとしていてすーっと入ってしまう。

P1060631

刺身はここでもやっぱり、ノドグロ、南蛮エビ、左は大きめのアジ、右は何だったかな・・・・どこかのハラスの部分。ノドグロはお昼の方が美味しかったな。サイズが大きい方が脂がのっているのかな。

P1060632

適当に握りってもらうことに。左がキス、右がヒラメ?だったかな。酩酊気味で記憶が薄い。。。キスって握るんだ!って思ったような気がする・・・。

P1060633

こっちがキスだったけかな・・・。右はアカイカ。剣先イカのことをこっちではそう呼ぶみたい。皮をはぐ前は赤いです。

P1060634

左がバイ貝、右が鯖。そういえばランチの店でも活きバイ貝の刺身食べたっけ。新鮮でコリコリ。鯖は脂身で白くなるほど。どの魚も当たり前なのかもしれないけれど新鮮。

P1060635

この店で一番美味しかった穴子。ふわふわで上手に煮てある。艶っぽくて甘美でしょう?口で溶けます。

P1060636

結構食べて、それなりに飲んでひとり1万円くらい。日本酒の値段が結構するので、お酒の量でだいぶかわるのかもね。市場に行ったときも思ったけれど、こんなにレベルの高い食材がすぐ近くにあって、それも安い。求めれば何でも食べられる東京も良いけれど、当たり前のようにこんな食事ができる地方都市がうらやましいです。こんな新潟も冬は寒いんだろうな。でも寒鰤やカニはうまいんだろうな・・・。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

すし割烹 寿司清
新潟市中央区磯町通り一の町1951
11:30~13:30 17:30~22:00
月曜定休


| | コメント (2) | トラックバック (1)

2007.10.15

【新潟特集】古町「鮨・割烹 丸伊」の魚 9.5点

東京駅の新幹線発着掲示板に並ぶ行き先は八戸、盛岡、長野・・・と表示。悩んだ末、新潟にふらっと行って来ました。新潟に決めた理由なんていい加減。時刻は10時ちょっと過ぎ、お昼においしいお寿司でも食べればいいなぁと思い、空席のあった新幹線で海に出られるのが新潟だったってだけ。5分後には出発しちゃったから予備知識もガイドブックもなし。「新潟って何が美味しいの?米?日本酒?」なんて会話をしながらとりあえずビール。日本海だから旨い魚があるに違いないって言う楽観的な考えを裏切らない街でしたよ。

2時間であっという間に到着。観光案内所のやさしいお姉さんに教えてもらい、新潟市の繁華街本町へ。そこでふらっと入ったこの店が予想以上にあたりでした。

「東京からふらっときちゃいました」と素直に告げ、新潟の魚中心につまみを適当に出してもらった最初の一つ目は柳カレイ。柳カレイは一夜干しが有名みたいですが、淡泊な中にもうまみがあり、新鮮な歯ごたえは最初の一口に最適でしたよ。

P1060599

これはノドグロ。喉が黒いからノドグロ。新潟以外ではアカムツと呼ぶらしいです。このノドグロを軽く炙り塩で。うわっ、新鮮で上品なとろけっる白身、でもまぐろのように身がとろける感じではなく、身はしっかり、白身のトロ。

P1060601

これは翌日に訪れた市場。どの魚もびっくりするくらい安く、サバは300円、イカは150円・・・と行った値段なのですが、ノドグロだけはちょっと高め。特に大きいサイズは1尾2800円もしました。目が飛び出しているから深海魚なのかな。

P1060645

水ダコを梅で。こっちでは他の店でも水ダコのことを生ダコって呼んでました。巨大な水ダコがこのあたりで獲れるのかな。吸盤は食感が楽しくコリコリ、薄くスライスした足は柔らかくクニュクニュした生の食感が魅力。

P1060602

南蛮エビ。こちらで言う甘エビのこと。指の大きさと比べるとわかると思いますが、こちらで食べる甘エビより二回りくらい大きいです。甘エビより甘く、もっとぷりぷりっとした食感。ボタンエビに負けず劣らず味が濃く、でもずっと安く食べられるんです。市場では30尾以上入っているパックが500円くらいでした。

P1060604

握りは釧路のさんまを。この時期なら新潟にいてもやっぱりさんまの握りは食べたい。大きめの身を生姜で。

P1060606

ピンがずれちゃったけれど、ノドグロの握り。これも刺身同様に塩で。あれだけ上品な脂がのっていて、シャリと合わないはずがない。口の中で脂と斜里が一帯になったときの感覚がサイコー。

P1060607

予想以上に美味しかったギョク。右は店のこだわりの埼玉の厳選卵。左は普通の卵に青のり。厳選卵で作った出汁のきいた卵焼きはまるで人参のすり下ろした物が入っているかのようにきれいなオレンジ色。ぎゅっと詰まった食感に、生クリームを思わせるような濃厚さ!うまい!左の青のりも、口に入れた瞬間に海苔の香りがふわっと鼻に抜けこれはこれでバランスが取れていて美味。

P1060608

ビール飲んで、日本酒を飲んで、つまみを食べ、適当に握ってもらってひとり5000円ちょっと。この店だけで新潟に来て良かった!と思わせるネタの数々。この後翌日まで延々新潟を食べ尽くします。乞うご期待。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

鮨・割烹 丸伊
〒951-8065
新潟市東堀通8-1411
TEL:025-228-0101
AM11:30~PM2:00 PM5:00~PM10:30
年中無休

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.08.31

銀座「バードランド」の焼き鳥 10点

ずっとずっと行きたかった焼き鳥の名店「バードランド」へ。dancyuの記事にあるように、私の焼き鳥観は崩れ去るのか!(簡単に崩れ去ったのだが・・・)
店内は大きなコの字型のカウンターとテーブル席が数席。清潔感もあって、ちょっとおしゃれで焼き鳥屋っぽくない。予約時に頼んだ8400円のコースがいよいよスタート。使われているのは奥久慈の軍鶏。鶏の味が濃いんです。

P1050852

前菜は4種盛り合わせ。右上から時計回りに、きゅうり?、甘辛とうがらしの焼いたの、鳥皮の二倍酢、砂肝の煮こごり。「焼き鳥を食ってやるぞ~」という気持ちがどんどん盛り上がる前菜なものだから、かるーくプレミアムモルツのグラスがあいちゃいました。煮こごり、あと3倍食べたかった。

P1050854

ささ身の梅しそ。ささ身の真ん中に梅を長細く埋め込み、串に刺して表面だけ火を通す。それを包丁で一口サイズにカットしてしそをぱらぱら。新鮮でうまい。

P1050857

絶品!レバーのパテ。臭みはまったくなし、濃厚で適度に柔らかくてパンにもすっと塗れる。臭みはないんだけれど、レバー独特の香りが艶やか。オトナでよかった。こんな男性がいたら最高。

P1050862

わさび焼き。見た目以上にジューシー。ささ身ではなく胸肉なのがにくい。おろしたてのわさびがいい香り。

P1050864

レバー。まわりがプリッとしていて、なかはとろ。今までに食べたどのレバーよりうまい。高知産の天日干しの塩が甘くて、レバーの味を引き立てる。レバーを塩で出すあたりが自信の表れ。

P1050865

部位を忘れちゃったんですよね・・・。奥と手前で違う部位です。確か奥はぼんじり。皮はパリパリ、噛むと肉汁がじゅわー。

P1050870

銀杏。この時期の銀杏なんてうまいのだろうかと思っていたのに、まるで秋に食べるそれのようにうまい。どうやって保存しているのだろう。銀杏越しに見えるのが店主の和田さん。一心不乱に鳥を焼き続けてます。

P1050873

ソリ。もも肉のつけ根の小さな塊らしいです。なんとひとり一切れしかくれませんでした(泣)それだけ貴重な部位ってことみたいです。ぼんじりよりも筋肉質で、しっかりした肉質。もちろんジューシー。

P1050880

つくね。卵の黄身を添えるような邪道つくねもいいけれど、これはしっかりと鶏ひき肉を練った王道タイプ。肉汁を閉じ込めて香ばしく焼き上げ、たれをたっぷり。つくね丼にしたらうまいだろうな。

P1050882

軍鶏の山椒焼き。しょうゆに漬けて、遠火で30分近く焼き上げたもの。皮目がパリパリ、ももの肉は味が濃く、しょうゆダレとぴったり。刻みたての山椒がさわやか&スパイシー。うまい!

P1050885

ねぎま。ねぎは千住ねぎ。ちなみに千住で取れるから千住ねぎなのではなく、千住で質のいいものにセレクトするから千住ねぎ。この店の姉妹店、北千住のバードコートの店主いわく「ねぎまはねぎを食べるもの」。鶏から染み出る肉汁をすったねぎがうまいんです。

P1050889

手に入らないことで有名な、岡山「吉田牧場」のチーズ「カチョカヴァロ」のチーズ焼き。まぼろしの「吉田牧場」のチーズをこんな風に焼いてしまうなんて夢のよう~。ふわーっととろけているのに、とろけきってしまうわけではなくちゃんと食感もよく、ミルキー、濃厚、言うことなし。「ベッラナポリ」の「吉田牧場」の「モッツァレラ」を使ったマルゲリータももちろん絶品です。

P1050892

しめの親子丼。ホント一口サイズしかなかった。もっと食べたかったよ。

焼き鳥はもちろんおいしんだけれど、ワインがかなりうまい。グラスで頼んだ白ワイン「コスタモリーノ2005」なんてたったの800円。家に帰ってさっそくネットで2本注文しちゃいました。

あー、またすぐに行きたい~。ワインを一緒に空けてくれる人募集中。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

バードランド
東京都中央区銀座4-2-15 塚本素山ビルB1F
03-5250-1081
17:00~22:00
定休日:日曜日、月曜日、祝日

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007.08.22

丸の内「こなから」のおでん 8点

お茶の水の小川軒の裏にある、おでんや「こなから」が新丸ビルにできたので行ってきました。オープン当初の意味不明の混み具合が少しはおさまったものの、やっぱりまだまだ人でいっぱいの新丸ビル。それもそのはず、なかなか良い店がそろっていますもの。こんなに暑い日だから、おでんなんて空いているだろうと思いきや私たちが座って満席。にぎわってます、新丸ビル。

P1050831

お通し3品1000円。たかっ!お酒を飲まない人にも出すあたりが姑息。悔しいことに、茶碗蒸しがうまいじゃないか。でもスプーンはデフォルトで入れてくれるな!

P1050834

「適当に盛って」と言って出てきたおでん5品。おでんやと焼鳥屋は「適当に」が基本でしょ。その店のおすすめがうまーく食べられる。
手前から、はんぺん。え?これがはんぺん?ざらっとした食感が違和感あり。真ん中はたらこ。普通のはんぺんがいいなぁ。真ん中が昆布。上等の昆布ってうまいな、主役になれる。左が鳥つくね。うわー、これうまい、5個くらい食べたい。ジュワッと出てくる肉汁がおでん汁と合わさって最高。その右があんこだま。なんと説明すればいい物か、大福みたいな味です。そして卵。

P1050835

もう5品。
右上が大根。左が鰯のつくね。鳥もいいけれど鰯もいい。これも3個くらい食べたい。真ん中はズイキ。小学生の頃、もぐり橋のちかくのめぐちゃん家で食べたズイキのみそ汁を思い出した。手前は椎茸つくね、右はしらたき。

P1050839

さらに4品。
鰯つくねリピート。餅袋。関東スジ。そして私の一押し、蓮根もち!

P1050842

蓮根もちの断面図。蓮根のすり下ろしたもののなかに、形が残った蓮根。おでん汁を吸ってうまい!

総評です。おでん汁は「あたたかい」くらいの物なのでしょうか。あまりにも回転が速すぎて「アツアツ」が出てこないのが気になりました。ネタを箸で割っても「アツアツ」じゃないのが残念。店員の目の前のことでいっぱい加減も気になります。ホスピタリティはこれからついてくるのかな・・・。個人的には「お多幸」のおでんととうめし派です!

ちなみに私はこの後、締めのうどん、そして地下でソフトクリームを食べ、お腹を壊し、その後数日体調不良でした。年々自分の思い通りに体が動かないね。はははっ。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

こなから 新丸ビル店
東京都千代田区丸の内1-5-1新丸の内ビルディング
03-5220-2281

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.07.25

築地「築地虎杖 魚河岸千両 」の海鮮ひつまぶし 9点

築地の虎杖と言えばやっぱり「カレーうどん」ですが、今となってはこの「海鮮ひつまぶし」の方が有名かもって言うくらいメディアに出まくっているメニュー。ここによれば、築地関連のテレビ番組を見て問い合わせが多いランキングの堂々の1位です。築地場外を歩けば「虎杖」に当たるっていうくらい、方々に微妙に違う支店を出しているんだけれど、ラーメンはまあまあ、寿司はそこそこ、カレーうどんは最高!、そしてこの「海鮮ひつまぶし」は予想以上にイケル!味です。

で、これがその「海鮮ひつまぶし」1800円。

P1050666

なんと12種類以上の魚貝が入っているとのこと。豪華で美しいでしょ?まずは、うにには手を付けずに、わさび醤油だけをかけてそのままいただくとのこと。うん、うまい。新鮮な魚貝がたっぷり。ご飯の方が少ないくらい。

P1050667

半分くらい食べたところで、次のステップへ。ウニを器の端を使ってしゃもじでよくつぶし、添えられているかんぴょうとレンコン、しいたけの甘煮を入れ、ご飯の白い部分がなくなるくらいウニをよく混ぜます。ご飯全体がねとっとして、まったく別物に。最初の寿司より食欲が進む感じ。パリパリの海苔に巻いたらおいしいかも。

P1050668

最後は、鰹だしをたっぷりかけるお茶漬け。うにが鰹だしに溶け出し、お刺身にほんのり火が通ってこれまた別物に。さらさらとすすって、あっという間になくなってしまいました。

P1050669

ちなみに、その作り方がこれ。「書くと長いんだけれど、やると簡単なんだよ~」と板前さん。きっとまちがえて食べちゃう人たくさんいるだろうなぁ。

P1050671

VVV6でこの店が出ていた時、テレビで特集する築地の店って決してすべてがおいしいとは限らないんだよなと思いながら、「うまい、うまいって言い過ぎじゃないの~」とぼやいていたんだけれど、予想以上においしくてびっくり。特に築地初体験の人にはいいかも。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ


築地虎杖 魚河岸千両

東京都中央区築地4丁目10-14 樋泉ビル1F
定休日なし
TEL 03-5565-5739    
月・火・・・11:00~15:00(14:30LO),17:00~23:00(22:30LO)
水~金・・・11:00~23:00(22:30LO)
土曜・・・10:00~22:30(22:00LO)
日曜・祝日・・・10:00~21:30(21:00LO)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.06.24

勝ちどき「すし大」の店長おまかせ 9.5点

もうここ2年くらい、築地場内での食事処が激混みなんです。あの「大和寿司」もかなりの行列。私が食べることができたのは、「開店前の朝5時に並んで」か「吹雪の日」くらい。それなりに並んでいる海鮮丼屋や寿司屋もまぁうまいっちゃぁうまいんですけれど、感動的なうまさにはほど遠い。函館や塩釜で食べた寿司が恋しいです。そんな築地でちょっと感動した寿司屋「勝ちどきすし大」です。

場所は築地本願寺の裏手の細い路地。土曜のランチとしては奮発の「店長おまかせ」3675円を注文。このセットは、握り10貫と巻物1本、おすきな物1貫というもの。

P1050581

まずはヒラメをボリビアの岩塩で。シャリは小さめ。このボリビア岩塩、角がなくて魚の味をぐっと引き出してくれる。うー、一口目でこれからの寿司に期待が広がる~。1貫目はこうでなくっちゃ。

P1050583

2貫目は紀州勝浦のカツオ。この時期のカツオは赤身独特のうまみがいい。

P1050584

富山白海老。白海老はひとつひとつ丁寧に殻をはずしてあり、シャリの上にこんもりと載せられていて見事。あまーく、とろっとしていてまるで甘エビのよう。甘エビほどくどくないかな。

P1050586

どこ産だったかな・・・、シマアジ。長崎だったかなぁ。予想以上にコリコリしていて味が濃い。

P1050593

これは千葉の勝浦だったかな・・・鯖。美しいでしょう?どの寿司もきちんと仕事がしてあって、ただシャリに刺身を載せているのではない。あたりまえなんだけれど、意外ときちんとできていてリーズナブルな寿司屋ないんだよね。

エゾバフンウニ。載り切らないくらいたっぷり。濃厚で濃厚で、イヤな生臭さも全くなくボリビアの岩塩がぴったり。

P1050596

大トロの炙り。口の中に入れるとふわーっと溶けてシャリと脂身が絡み合う。これはシャリあってこそのうまさ。

P1050597

最後、お好きな1貫に北海道のミル貝をチョイス。コリコリ感がたまらない。なのに口の中ではちょうどいいやわらかさ。あんなみ見た目が気持ち悪いミル貝も、食べるとホントにおいしい。

P1050604

場内の寿司屋は行列もひどく、こちらのペースも考えずにバンバン握られる上に、食べ終わったらさっさとでるのが常識。それでもこの店とそう値段は変わらない。ここは白木のきれいなカウンターでおいしいお茶も差し替えてくれるし、板前さんのトークも楽しい。年齢層の高い家族連れが多く、ちょっとみんなでおいしい寿司でも食べに行こうなんていう店なのかもしれない。今度はちゃんと予約して夜行こう。今度両親が来たらここに連れて行ってあげよう。(楽しみにしていてね)

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

勝ちどき寿司大
東京都中央区築地6-15-8
03-3541-3738
月~土:午前10:30から翌朝4:00まで(ラストオーダー:翌朝3:50)
日祭日:午前11:00から午後10:30まで(ラストオーダー:午後10:00)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.04.01

【松島特集】本塩釜の「鮨のしおがま」 9点

塩釜の寿司に魅せられて、2日後に別の寿司屋へ。本塩釜から徒歩10分ほどのこの店はまだ開業して10年の店で、ちょっと個性的な親方で有名らしい。この親方は、塩釜で地産物で何が揚がっているのか、旬の魚は何かを徹底的に情報を仕入れ、うまい寿司をお客さんに食べさせることを追求しているらしい。

P1040859

と言うわけでその寿司。朝ご飯をしっかり食べたので、軽め、ここで食べておくべき物を5~6貫と言う注文だけでおまかせにした。その1貫目がこのぶどう海老。ボタン海老の一種で、海老全体がぶどうのように紫色をしていることからその名が呼ばれていて、幻の海老と呼ばれるくらい水揚げが少ないんですって。この写真、大きさがいまいちわからないかもしれませんが相当大きいです。冷凍物じゃないこんな大きな海老を食べられるなんてまさに漁港だから!ねっとりと甘くて海老のおいしいところを凝縮したような味。その後頭の焼いた物が出てくるのかと思いきや、出てこなかったのが残念。

P1040860

こちらはホッキ貝。うつくしい~。好んで貝類を頼まないんだけれど、こんな見事に新鮮で味の濃い貝なら貝づくしでもいいかも。

P1040862

ムラサキウニ。その場で手剥きされたもので、ウニのひとブロックがこの大きさ!塩で食べるとより海の味が引き立つ。

P1040864

食べながらどんどんお腹がへっていくのに気が付く。5~6貫じゃなかったのか!?これは真鱈の白子。口の中で皮がはじけて破れクリームが広がる。白子が嫌いな人は大抵生臭いのがダメな物だが、コレ食べたら絶対に白子好きになると思う。こんな立派な白子を鍋にしてみたいなぁ。

P1040868

本マグロの大トロ。口の中の体温で噛んでいないのに脂が溶けてなくなっていく。大トロは刺身よりも握った方が断然旨いと私は思っている。口の中でシャリと合わさったときの味が大好き。1貫1000円もやむなしか!?

P1040874

こちらはフカヒレ。フカヒレと言えば気仙沼。塩釜からもさほど遠くない距離です。個人的には別に寿司じゃなくてもいいし、よっぽどうまいフカヒレじゃないとホントに旨いのか疑問に思うことがある食材のひとつ。みんながうまいと言うからうまいかもしれない食材なんじゃないのかな。とは言え、このフカヒレはかなり素材の良い物のようで、おいしかったですよ。


結局、8貫くらい食べてなんと7000円くらい行ってしまった。よく考えれば、高いとしか思えない素材ばっかりだからやむなしだけれど、親方ももうちょっとうまくたち振る舞ってくれればいいのに。2日前に行った「すし哲」では、お好みで食べようとしたときにまずは特上寿司を食べてそれからお好みで食べるとかなりお得だよとうまく誘導してくれたからなおさらだったのかもしれない。でもこの素材の物を東京で食べるのはかなり難しいし、食べられたとしても相当なお値段になるだろうからいいんだけれどねー。たぶんうまく食べれば5000円ぐらいでもおなかいっぱいになるはずです。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

鮨のしおがま
985-0016 宮城県塩釜市港町2丁目1-15
022-367-2885

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.03.28

【松島特集】本塩釜の「塩竈すし哲」 9点

ひさしぶりのブログはまたしても地方情報。

仙台から仙石(せんせき)線で約30分、三陸沖の魚が揚がる塩釜に行ってきました。旅の目的は寿司!塩釜は日本有数のまぐろの水揚げ高を誇るだけでなく、三陸沖の豊かな漁場で取れた近海物が食べられるんです。

塩釜って言うとぴんと来ない人も多いかもしれませんが、日本三景の松島と言えば有名ですよね。このエメラルドグリーンの海と美しい白い岩、岩に必死にしがみつく松、こんな美しい風景が湾いっぱいに広がっているんです。松島湾は船の通るところでも水深8メートル、もっと浅いところでは2メートル足らず。海苔を育てるための竹の棒が何万本も刺さっていたり、牡蠣の養殖場が至るところにあったり、おいしいものが詰まった湾なんです。

P1040706

塩釜はその松島湾の南に位置する漁港で、一平方キロメートルあたりの寿司屋の数が日本一なんですって!この「塩竈すし哲」は本塩釜駅の駅前にある超有名な老舗店。安くて塩竈ならではの魚が食べられる元気のいい店らしいんです。駅からその店に直行!平日だったのですんなりカウンターに座れました。ラッキー!

P1040669

何を頼んでいいのかわからなかったので、まずは適当につまみをチョイスしてもらいました。最初の一皿はこの店の看板でもあるつまみ「かつおの酢の物」840円。かつおの酢の物って初です。かつおのタタキを薄くスライス、そこにたっぷりの大根おろしとミョウガの刻んだものをのせ、さっぱりとした三杯酢をたっぷりひたしたもの。大根おろしをよく三杯酢に浸して、たっぷりとかつおに挟んで食べるように勧められたのでまずはおすすめどおりにぱくり。すごくきれいな赤く透き通った身はこの時期らしい脂のないさっぱり感、予想以上に酢の物も合うんだなと納得。春の味ですね。

P1040670

続いて適当に刺し盛り。値段不明。上から時計回りに白魚、フグ、まぐろ、赤貝、タコの頭。どれも鮮度抜群でここまで来た甲斐があった!と納得できるものばかり。この店で始めて知ったのですが、同じ漢字を使っても「白魚」は、「しらうお」と「しろうお」で違う魚らしい。これは「しらうお」。「しろうお」は躍り食いすることでも有名な魚ですよね。この「しらうお」、結構大きくて味がしっかりしました。「しろうお」は味を感じるほど食べるには何十匹もいっぺんに躍り食いする必要ありですよ。フグはかなり身が大きくて、まったく臭みもなく1枚で食べても繊細な甘みを感じられる。養殖のフグとは大違いです。

P1040676

塩釜と言えばまぐろ!この本マグロの中トロ、赤身のうまさと脂身のうまさが絶妙。甘くて味が濃くてこれぞ日本人が虜になる味なんですよね。身もきれいでしょう?大トロだと勝手に口の中でとろけてしまうけれど、中トロはかみしめるほどに口の中に味が広がるんです。あーー幸せ。

P1040684

赤貝は注文が入ってから剥くからもちろん新鮮。鮮度の良さが身の締まり方でわかるでしょ?この写真を見て塩釜に行きたくなったでしょう?私が食べたベスト赤貝かもしれないです。珍しいのはタコの頭。これがタコ?と思えるような味。かろうじて食感はタコの足に近いものの、イカとタコの中間のような味。

続いて寿司。お好みで頼んでも良かったのですが、コースで頼むと特上でもかなり安いみたいなので注文。残念なのはカウンターなのに皿に盛られて出てくること。寿司屋の楽しさは、ひとつひとつ目の前で握ってもらって、自分のペースにあわせて食べていくことなのに。酢飯のあたたかさもなくなってしまうこの出し方はかなり残念です。もっと残念なのがその後、お好みで追加で頼んでもお皿ででてくること。いい素材の旬の魚をやすい値段で提供するためにはしょうがないのかなぁ。

P1040687

寿司の中で一番おいしかったのは「あわび」。新鮮だけれどコリコリしているだけのあわびと違って、コリコリの後にうまみがしっかりでてくる。生のあわびの握りで感動したことはあまりなかったのだけれど、これは大変おいしかった。シャリも少なくて握られた魚とのバランスもよかったです。

P1040691

追加で注文した「煮だこ」。とろけるくらいに軟らかく煮たタコの間にシャリをサンド。たっぷり塗られたツメが甘くっておいしい!この煮だこだけを丼にして食べたい!と言ったら、実際に穴子とハーフにする丼があるそう。もうお腹が一杯で丼ものはさすがに無理だけれど、この煮だことご飯をかきこみたいです。

P1040693

最後に総評。東京から塩釜までたったの2時間。つまみとにぎりと少しのお酒でだいたい7000円くらい。もちろんもっと安く食べようと思えば4000円くらいでも満足できるはず。ここまで来る価値は十分あります。すべてが最高と言えるわけではないけれど、1.気持ちよく楽しんでもらおう、2.なるべく安くおいしいものを食べてもらおう、3.塩釜の良さを知ってもらおう というポイントをきちんと抑えた店です。だから人気店なんだよね。仙台駅近くのエスパル仙台に支店が入っているらしいのでそっちもぜひ。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

塩竈すし哲
宮城県塩竈市海岸通2-22
022-362-3261

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.02.23

【福岡特集】「兼平鮮魚店」夜のメニュー 7.5点

福岡で食べたいもの、その1博多ラーメン、その2もつ鍋、その3玄界灘のおいしいお魚。
その3を果たすべく親富幸通りにある「兼平鮮魚店」へ。そもそもこの「親富幸通り」は「親不孝通り」で、奥に予備校があったからとのこと。私も親のことなんて考えられなかった浪人遊び放題の親不孝者でした。あの頃は親の苦しみなんてわからなかったんだよね。

P1040299

「兼平鮮魚店」は、店先においしそうなお魚がたくさん並ぶ居酒屋で、見たことがないような地魚もいっぱい。まぁ先に言ってしまうと、出てきた食べ物は結構おいしかったし、私が楽しみにしていた玄界灘のお魚も豊富だったし、値段も高くなかった・・・んだけれど、店員が最悪だった。こういう店ではあってならない、魚を知らない・プライドがない・愛想がないの三拍子。「どのお魚がおいしいですか?」「あらかぶってどんな風に調理するんですか?」「どれが刺身にできますか?」の問いにも答えられない。魚を知らず、調理法もわからないのならば、聞いてくればいいさ。そのプライドもサービス精神もない。私たちの旅をぶちこわないでくれ!これでまずかったらネタにもならないですから。そう思ってこの店のWebでの書き込みを探してみたら、私たちと同じように店員のひどさに興ざめしている人が多数。ファミレス以下のサービスをする店員が一部いるので注意です、この店。

P1040303

気を取り直して注文した刺身から。左からカワハギ、上にいって鯖、イカ、右がカンパチ。(どうも違うような気がする、あっている?>きゃみ・りょう)鮮度はなかなか。一瞬店員の態度の悪さも吹っ飛ぶ。

P1040307

これはカワハギを肝で和えたもの。カワハギってそんなに高い魚じゃないけれど、この肝和えはフグを越えるね。あのひょっとこみたいな顔にこんな繊細な味が隠されているなんてステキ。

P1040310

甘鯛の煮物。ホロホロと身が崩れて大変おいしいが、味がかなり濃くてどのお魚でも同じような味がしてしまうような味付け。甘鯛の良さをもっと引き出す調理法を勧めてほしかった。

Dscf0065

ちなみに甘鯛と言えばやっぱり京都で食べたグジ(甘鯛)の塩焼きを越えるものはない。この写真は京都の蛸薬師通りと新京極の十字路近くにある「蛸八」で食べたグジの塩焼き。皮ごとパリッと焼いてくれるんだけれど、その皮をうまーくきれいにはがして出してくれる。皮はそのままパリパリを、身はほろほろを。私の中では焼き魚の王様。この店はまだブログで紹介していないんだけれど、確実に9点以上。グルメな知り合いを連れて行きたいとっておきの店です。

P1040312

アラの刺身。刺身と言って出されたが昆布締めだった。魚の身の味がしっかり濃くて歯ごたえもちょうど良くうまい。身の厚さも薄すぎず厚すぎず絶妙。これこれ、こういうのが食べたかったんだ。

福岡の街でもう一度地魚リベンジしなくっちゃ。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

兼平鮮魚店
福岡市中央区舞鶴1丁目1-27
092-761-3911

蛸八
京都府京都市中京区蛸薬師通新京極西入ル東側町
075・231・2995

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007.01.22

【函館特集】「海鮮食堂 いかいか亭」の朝ご飯 8.5点

今回の函館旅行は、HISの格安航空券にホテルをつけうプランで、ホテルなんてどうせ狭いビジネスホテルだろうと思っていたら、予想以上にちゃんとしたホテルでびっくりしました。HISの旅行は良くないと言う固定観念がちょっとなくなったやもしれません。朝食はホテルのバイキングか、この「いかいか亭」の朝定食が選べるんです。「いかいか亭」はホテルからタクシーで5分ほどのところにある赤煉瓦の倉庫内にあり、観光者向けのきれいな市場兼おみやげ所と併設されていて、海の幸いっぱいの朝ご飯を取ることができます。

P1030949

選べる定食は3つ。これはイクラ丼。かなりこんもり載せられていて朝から幸せ~。特に私好みのほかほか白ご飯に載せられているのが最高。これにみそ汁と小鉢、漬け物がついている。値段はわからないが、一般客向けの朝定食を見る限り1000円もしなそう。

P10309501

こちらはイカ刺し定食。これにもみそ汁と小鉢がついている。イカはなんと二段載せ。イカそうめんにできるほどたっぷり。前日に食べたイカの握りのイカ並みに旨い。イカのシーズンに食べればもっとうまいのかなぁ。

P1030948


こちらは朝定食ではないがウニ丼。前日に食べたウニの握りが忘れられずに注文。あざやかなオレンジのウニがたっぷり。

朝は7:30からと早くから開いていますが、夜も19:30までと早いので朝ご飯におすすめです。特に函館朝市の客引きにうんざりしちゃう方にはおすすめ。

▼この記事がおもしろかった方はクリックしてね。
人気blogランキングへ

海鮮食堂 いかいか亭
〒040-0065
北海道函館市豊川町12-12 はこだて海鮮市場本店内
0138-22-5656

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007.01.21

【函館特集】梅乃寿司の寿司 10点

函館と言ったらやっぱり魚、そしてお寿司ということで、「エノテカ・ラ・リコルマ」の友達のお姉さんおすすめの「梅乃寿司」へ行ってきました。ここは函館、特に噴火湾のお魚を使った寿司をきちんと握ってくれる店。私たちはつまみを数品と好きなものをそれぞれ握ってもらいましたが、デザートも食べて1人7000円程度。決められたお任せのコースにすればもっとリーズナブルに食べられる店です。函館旅行でいちばん思い出に残る最高の時間を過ごせました。そのくらいうまい。

P1030903

まずはつまみの刺身。これで3人前4000円。手前右から明太子、まぐろ、ホタテ、ヒラメ、イカ、ボタンえび、つぶ貝。甲乙つけがたいが、やっぱりまぐろが飛び抜けてうまい。青森の大間で捕れるまぐろは有名ですが、函館側の「戸井で捕れるまぐろがうまいんだ!」と勧めてくれた。よく考えてみれば函館でとれたまぐろだって大間並みにうまいはず。口に入れるとすっと溶けて、イヤな食感が全くない。

P1030906

これは海鮮焼き。魚のすり身に海老や銀杏などを入れて焼いたものにとろとろの出汁とネギ。はんぺんのようなしんじょうのようなふわふわの食感の中にいろいろな具材が入って楽しい一品。これで確か600円とか700円とかそんなもの。まるで料亭の味。

P1030913

白子ポン酢。一目瞭然の新鮮さ。さっとお湯にくぐらせただけの白子にポン酢。口に入れると濃厚でねっとりとした白子が広がる。「やまだや」で食べた白子の上を行くかも。こういう白子を食べるとうっとりしてしまう。

P1030914

まずは赤身。私は寿司屋では、大抵赤身から注文する。刺身で食べておいしいとわかっていたまぐろだが、「寿司」になるとそのおいしさが一段とアップ。寿司屋は酢飯に刺身を載せているだけじゃないんだよね。芸術を感じる味。赤身なのにとろける。脂がのりすぎていないのにねっとりとしているのが私好み。赤身最高。

P10309261

ヤリイカ。函館と言えばイカ。ねっとりと柔らかくうまい。

P10309331

ホッキ貝。これも塩で。寿司って美しい。

P10309401

ウニ。ミョウバンを使っていないらしい。ミョウバンはウニの形が崩れないように使用しているが、ミョウバンを使わなくても崩れない新鮮さがウリとのこと。これ以上載せられないと言うところまでこんもりと載せ、岩塩で。幸せすぎる~。

P1030939

ウニを盛る板前さん。イカめしの駅弁で有名な森出身とのこと。カウンターで板前さんと話しながら、あれこれ迷いながら注文するのは楽しい。カウンターで食べない寿司なんて考えられないよ。

写真も含めて10巻くらい握ってもらう。最期の締めはヒモキュウで。ここの寿司はシャリを少なく握ってくれるから何個でも食べられる。20時半頃入店し、22時の閉店ギリギリまで握ってもらったけれど、もっともっといろいろな種類を食べたかった。今このブログを書いていたら小腹が空いてしまったよ。この寿司屋だけ目指して函館に行ってもいいくらい。親兄弟に食べさせたいなぁ。

▼この記事がおもしろ